大西洋横断スタート直前、〈MILAI〉がオンライン交流会を企画
11月7日、大西洋横断ヨットレース「トランザット・ジャック・ヴァーブル」がスタートします。2年に一度開催されるこの大会は、フランスからブラジルまでの4600マイルを競うダブルハンド外洋ヨットレースです。この大会に〈チームMILAI〉の鈴木晶友、アン・ボージが出場します。(BHM編集部)
日本では馴染みの薄い海外の外洋ヨットレースですが、フランスをはじめ欧州ではアメリカズカップやオリンピックよりも人気の高いヨットレースです。その頂点は、単独無寄港無補給世界一周レースのヴァンデ・グローブで、今年2月、白石康次郎さん〈DMG Mori Global One〉がアジア人ではじめて完走を果たしました。
Class40で活動するチームMILAIは、2022年6月にスタートする世界一周レース「Globe40」を目標に活動していて、トランザット・ジャック・ヴァーブル出場は、本年度最大のメインイベントであり、世界一周へつながる重要な挑戦です。
大西洋横断を直前に控え、フランスで準備を進めている鈴木晶友選手からメッセージが届きました。また、スタート直前に「オンライン交流会」を企画している、とのこと。オンライン交流会にはだれでも参加できます(交流会の参加URLは後日公開します)。大西洋横断を無事に達成できるよう、みんな応援しましょう!
『11月5日、オンライン交流会を開催します!』
こんにちは。鈴木晶友です。いま私は11月7日にスタートする、トランザット・ジャック・ヴァーブルに出場するため、フランスのノルマンディ地方、ル・アーブルに来ています。(文/鈴木晶友 チームMILAI)
ジャック・ヴァーブルは、ル・アーブルをスタートしたのち、カリブ海のマルティニーク島を目指す4,600マイルの外洋レースです。このレースにチームメイトのAnne Beaugé(アン・ボージ)と共に出場します。
ちょうど2年前の同時期に、私はミニトランザットで大西洋を横断しました。初めての大西洋横断では、想像を絶する大波やスコール、トラブルに直面し、正常心を保ってフィニッシュを目指すことで精一杯でした。アンも大西洋上でスプレッダーを失い、3ポンメインセールだけで、マルティニークにフィニッシュしました。
あれから2年間その経験教訓に、多くの修行を積んできました。今の私たちの目標は来年6月にスタートする、Globe40(世界一周ヨットレース)ですが、今回のジャック・ヴァーブルはGlobe40に向けて、最後で最大の試練となる、クオリファイレース(予選)になります。ジャック・ヴァーブルを無事にフィニッシュし、来年のGlobe40に繋げられるよう全力でセーリングしたいと思います。
この度、11月5日(金)に、応援してくださっている皆さんと、オンライン交流会を企画しました。
この交流会ではMILAIのこれまでの活動や、船内やレースヴィレッジの様子、外洋ヨットレースの魅力を皆さんと共有できればと思っています。
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イベント:大西洋横断「行ってきます!」直前オンライン交流会
日 時 :11月5日(金) 20:00 〜 21:00 ※日本時間
主 催 :チームMILAI、MILAIサポーターズ
参加対象:MILAIを応援してくれている皆様、セーリングに興味・魅力を感じる方
参加方法:下記リンクより参加登録すると、ZoomのURLを取得できます。
https://bit.ly/3jSEv3V
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- Transat Jacques Vabrehttps://www.transatjacquesvabre.org/en/
- Team MILAI FACEBOOKhttps://www.facebook.com/milai.aroundtheworld