Loading

関東インカレ決勝の写真をフォトギャラリーに掲載しました

 10月8〜10日まで葉山沖で開催された「第88回関東学生ヨット選手権」で撮影した写真をフォトギャラリーに掲載しました。関東インカレ決勝は、海風・陸風、微風から強風まで吹き、予定されていた8レースをすべて終えることができました。今回はいろいろな表情の葉山の海と選手を撮影できたと思います。(BHM編集部)

◎バルクヘッドマガジン・フォトギャラリー
https://junhirai.photoshelter.com/archive

88回(88年)続く関東インカレが終わりました。第1回大会が開催されたのは1934年(昭和9年)です。この大会に出場した選手と会うことはむずかしいけれど、4年生が学生ヨットを引退する時の気持ちは当時と変わらないのではないでしょうか。受け継がれる文化、伝統、歴史の重みを感じずにはいられません

 全国で開催されていた全日本インカレの予選となる水域大会が終了しました。全日本へ進出できず涙をのんだ4年生には最後の大会です。今年も昨年同様コロナによる緊急事態宣言期間があり、活動が制限され、思うように海に出られなかった選手は多かったと思います。

 特に4年生は悔しい気持ちが残っていることでしょう。いま現実感はないかもしれませんが、時間が経つにつれて、ヨット漬けだった以前の生活と違うことに気が付かされるはずです。

 バルクヘッドマガジン編集長は、今回に限ったことではありませんが、オリンピックやワールドカップを撮影する時以上の気合いで学生大会を取材撮影しています。交換用レンズ、ドローンや水中カメラ等の撮影機材を用意して、今回も海に出るのに自腹でボートを借りて撮影していました。

 編集長とハーバーで会うと、あまりにも重い撮影機材を運んでいるのでびっくりする方がいます。実は、学生大会を撮影する時の方が、オリンピックよりも大量の機材を用意しています。

 そんなことを話すと「関東大会なのに、どうしてそこまで?」と笑う方もいるのですが、当たり前ではないのかな、と思ったりします。最上級生は、二度と同じ経験ができないラストワンの大会になるからです。彼らに次はありません。

 出場できる年数に限りがある大会はいくつかあります。わかりやすいところでは、ジュニア種目のオプティミスト級(15歳まで)、高校生のインターハイ、大学生のインカレがそうです。ヨットレースに差別をつけているわけではありませんが、これらの大会からは選手の気持ちが伝わってくるのです。

 今回も編集長は、引退してしまう4年生と同じ気持ちにはなれないにしても、想い出になる最高の瞬間を撮ってあげたい、と思いながら撮影していました。選手全員をまんべんなく撮影できたら良いのですが、それは技術的にむずかしく、編集長もまだまだ成長しないといけないと思っています。撮影で漏れている方がいたら申し訳ありません。

 さあ、全国の水域大会が終わり、全日本学生ヨット選手権に出場する学校が確定しました。バルクヘッドマガジン編集長は、10月後半に始まる個人戦、翌週の団体戦を連続で取材撮影します。全日本出場を決めたみなさん、おめでとうございます。蒲郡で会いましょう!

CATEGORY:  COLLEGECOLUMNDINGHYINSHORENEWS