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五輪、AC,SailGPを越える豪華な顔ぶれ。モスワールド開幕

 9月2〜7日までイタリア・ガルダ湖マルチェージネで「2021年モス級世界選手権」が開催されます。昨年の英ウェイマス大会は、新型コロナウイルスの影響で中止に。2年ぶりの開催となる2021年大会は142艇がエントリー、日本からは行則啓太が出場します。(BHM編集部)

142艇が出場する2021モスワールド。開催地はフォイリングの聖地、イタリアのガルダ湖です

 まずは、この豪華な顔ぶれに驚きを隠せません。オリンピック、SailGP、アメリカズカップをはじめあらゆる分野のトップセーラーが集合しています。

 トム・スリングスビー(AUS)、ネイサン・アウタリッジ(AUS)、ポール・グディソン(GBR)、フランチェスコ・ブルーニ(ITA)、ディラン・フレッチャー(GBR。東京五輪49er金)、フィル・ロバートソン(NZL)、イアン・ジャンセン(AUS)、カイル・ランフォード(AUS)、ジョー・アレ(NZL)、ルッジェーロ・ティータ(ITA。東京ナクラ金)、ウイル・ライアン(AUS。東京470金)、フィリップ・ブール(GER)などなど。

 あまりにもタイトルホルダーが多すぎて、8月に開催された東京五輪の金メダルがかすんでしまうほどです。すべてのジャンルを越えて競い合えるモス級のふところの深さを感じます。

 また、ボートの進化もめざましく、マッハ2(AUS)、エキゾセ(UK)、ビーカー(AUS/NZL)、マンタ(ITA)、ロケットR2(UK)、ホロム・シンエア(UK)、エクスプローダー(ESP)などの最新艇が登場しています。

 予選初日は2フリートに分かれて3レースおこなわれ、トム・スリングスビー、イアン・ジャンセンがそれぞれ1-1-1位で総合トップに。大会は予選2日間、レイデイを挟み、決勝3日間でおこなわれます。

日本から唯一人出場する行則啓太。東北から葉山まで足繁く通いトレーニングしました。ワールドは二度目の挑戦。今回は新艇で挑みます。初日の成績はUFD-49-30で総合100位
初日トップのトム・スリングスビー。現在、SailGPオーストラリアのヘルムスマンを担当していますが、2013、17年アメリカズカップではオラクルチームUSA、ロンドン五輪レーザー級の金メダリストで2019年モスワールドチャンピオンというスーパーセーラーです
本ワールドでも最新モスが登場しています。写真はアメリカズカップの船低形状(バッスル)を採用したエクスプローダー

◎2021モス級世界選手権上位成績 初日 3R終了時
1 AUS Tom SLINGSBY 3p
1 AUS Iain JENSEN 3p
3 GBR Paul GOODISON 8p
4 ITA Ruggi TITA 12p
5 AUS Kyle LANGFORD 13p
6 AUS Nathan OUTTEIRDGE 14p

モスワールド初日 ハイライト映像
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