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2021和歌山インターハイ。各クラス優勝選手、チームコメント

420級男子で全4レースをオールトップの成績で優勝した池田(左)重松

420級男子優勝 霞ヶ浦高 池田海人(3年)/重松 駿(2年)
「1年の時はラジアルで出場、去年はインターハイがなかったので、420で出場するのははじめて。今回は個人の成績よりもコンバインド(複合)を取りたいという気持ちでした。初日のような強風なら上位を走る自信はあるけれど、3日目のようなトリッキーな海面は好きではありません。自分はセオリーどおりに走らせただけで、風の振れが味方をしてくれたんだと思います。霞ヶ浦にはよきライバルがたくさんいます。切磋琢磨できる仲間がいるのはうれしいです」(池田海人・3年)

3日目の軽風3レースで優勝を決めた420級女子の樋口(中央)、松尾(右)、山口

420級女子優勝 長崎工業高 樋口波瑚(3年)/松尾涼子(3年)/山口栞華(2年)
「絶対に優勝するという気持ちで挑みました。でも、レース前になって緊張してしまい、なかなか寝られませんでした。でも、ヨットに乗ったら緊張もなくなりリラックスして戦えました。和歌山は、普段練習している長崎の海面とよく似ています。気をつけていたのは、スタートで先行してスピードを止めないことです。高校からヨットをはじめて大変なこともあるけど、楽しくてしょうがなかったし、部員や先生と一緒にいるのが好きで続けてきました。優勝できてしあわせです。これからもセーリングを続けていきたいです」(樋口波瑚・3年)

1年時に出場したインターハイではラジアル級3位。大きく成長して優勝を飾った嶋倉

レーザーラジアル級男子 優勝 嶋倉照晃(霞ヶ浦高・3年)
「今回は、得意なスタートで攻めて、1上までは安全なコースを取る。1上トップでなくてもアビーム、ランニングで抜いていこうというプランでした。420でレースに出たのは、去年の12月の全日本が最後です。今年はラジアルで勝つことを目標に練習してきました。インターハイだからといって特別なことはしていません。自分の走りができればいいという気持ちで挑みました。今年はユースワールド(オマーン)に出場するので、入賞を目指してがんばります。夢はオリンピックで金メダルを取ることです」

ジュニア時代から日本女子をけん引するラジル級優勝の北原

レーザーラジアル級女子 優勝 北原頌子(雙葉高・2年)
「スタートから1上まで抜け出せない場面もあり、それから徐々に追い上げるという展開でした。もうちょっと風があれば、スピードを出せたのでコースも引きやすかったと思います。今回は、優勝できてよかったです。普段は霞ヶ浦高といっしょに練習しています。土日に霞ヶ浦へ通っていていますが(家から1時間半ぐらい)、インターハイで勝つために練習量を増やしました。OP時代の仲間がいるし、いまはラジアルがメインですが、420や29erなどいろんな船に乗っています。勉強もしっかりやりたいので、うまく両立していきたいです」

男子コンバインド優勝の霞ヶ浦高。実力選手が揃います

男子コンバインド優勝 霞ヶ浦高
「女子に関してはもう少しレースをやってほしかったという気持ちはあります。今年の3年生は能力の高い選手が多かった。(他校に比べて)練習量では負けません。それに強風でも必ず出ます。今年は指導というよりも、自分が一緒に乗ったりレースに出場してライバルのような関係でレベルアップを図りました。JSAFのHOPE育成プログラムに参加したり、いろんな船に乗ることでも(霞ヶ浦高では29erや49er、470、ワスプなどを所有しています)、選手たちは成長しています。この流れを続けていきたい」(西村監督)

全員が高校から始めたという長崎工業高。日本トップ女子選手を数多く排出する名門ヨット部です

女子コンバインド優勝 長崎工業高
「このメンバーは全員、高校からはじめた選手ですが、3年生は運動能力が高く、みんなやる気があるいいチームです。去年はコロナもあってほとんどレースに出ることができず、練習量も限られていました。今年はインターハイ九州大会に出て、7月にはJOCジュニアオリンピックカップに出ました。成績はけちょんけちょんでしたが内容はよかった。選手たちは遠征やレース量が少ないので、和歌山で開催されたJOCに出場したのは良かったです。選手たちははじめての経験ばかりでしたが、よく対応してくれました」(三島監督)

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