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軽風小雨の和歌山インターハイ。実力選手が上位へ

 8月15日、和歌山セーリングセンターで開催されているインターハイ。朝から雨が降っていますが、前日までの強風はおさまりました。大会3日目は風向が変わり、シフトの大きい軽風でレースがおこなわれました。(BHM編集部)

軽風でおこなわれた和歌山インターハイ。大会3日目にしてようやく始まった感があります

 本日の進行は、レーザー男女1本、420男女2本、レーザー男女2本、420男女1本という変則的な流れでおこなわれました。これは、より多くのレース数を実施したいという意図によるもので、上マークまでの距離を短くすることで、途中、雨が通り過ぎたり、風がなくなる場面もありましたが、比較的効率よくレースがおこなわれました。

 420級男子は、池田海人/重松 駿(霞ヶ浦高)がオール1位の成績で抜け出しました。初日の強風、3日目の軽風でも圧倒的な力を見せつけています。

 3レースおこなわれた420女子は、長崎工業高の樋口波瑚(3年)/松尾涼子(3年)、山口綾子(3年)/狩野遥風(2年)がワンツー。しかし、3位の出口愛海(2年)/宮本あかり(1年)との得点差は少なく、明日最終日のレース次第ではどうなるか分かりません。

 また、シングルハンドのラジアル級男子は、嶋倉照晃(霞ヶ浦高・3年)、黒田浩渡(津工業高・3年)、上園田心太浪(唐津西高・3年)が上位安定の成績。こちらの勝負も最終日に次第です。

 ラジアル級女子はジュニア時代からの実力選手、北原頌子(雙葉高・2年)が3連続1位で抜け出しました。スタートから1上まで混戦でもまれますが、シフト読みとマーク間際の駆け引きがうまく、集団から抜け出す妙技が印象的でした。

 大会4日目はインターハイ最終日です。5レース以上でもっとも悪い得点がカットされますが、最終予告時間が12時であることから多くのレースはのぞめそうもありません。成績は風コンディションとレース数に左右されそうです。

ラジアル男子のスタート。ラジアル男女は3レースおこなわれました
420女子トップの樋口波瑚/松尾涼子(長崎工業高・3年)
3連続トップで首位に立つ北原頌子(雙葉高・2年)
420男子の4レースですべて1位の池田/重松(霞ヶ浦高・3年)
優勝を狙う嶋倉照晃(霞ヶ浦高・3年)
雨が降ったり止んだりの1日でしたが、夕方には日がさす場面もありました
インターハイではインハイTVによるライブ中継ほか、全レースのトラッキングデータが公開されています
420男子成績 4R終了時
420女子成績 3R終了時
ラジアル男子成績 3R終了時
ラジアル女子成績 3R終了時
8/15時点 男子コンバインド(複合)成績
8/15時点 女子コンバインド(複合)成績
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