8月8日、イギリス・カウズで「ロレックス・ファストネットレース」が開催されます。この大会は２年に一度開催される外洋ヨットレースで、アイルランドの岩礁・ファストネットロックを回航する世界最大級のヨットレースイベントです。この大会に日本から〈貴帆〉、〈MILAI〉（ともにクラス40）が出場します。（BHM編集部）

　1925年に始まったファストネットレースは今年で49回目を迎えます。ルートは、英カウズをスタートし、ファストネットロックを回航、フランス・シェルブールへフィニッシュ（695マイル）。今年の参加は約350艇で、マルチハル、IMOCA60、クラス40、IRCクラス（5グループ）に分かれてスタートします。

　2018年に大西洋横断ルート・ド・ラムに出場した〈貴帆〉（北田 浩艇長）は久々の国際外洋レース参戦となります。また、神戸大出身のクルー守屋有紗（25歳）は、はじめての本格国際外洋ヨットレースに挑戦します。

　一方、2022年に始まるグローブ40（ダブルハンド世界一周レース）を目標に活動している〈MILA〉は、中川紘司／鈴木晶友／アン・ボージ／ピエール・モイザンの４人で挑みます。

　現地時間8月8日11時からマキシトライマランから15分間隔でスタートします（ライブ中継あり）。日本チームは英国入国がむずかしいため、前日に仏シェルプールから直接スタート地点のカウズへ向かいました。天候は不安定で日曜は25ノット強の強風が予想されています。安全な航海を祈ります。

◎第49回目ファストネットレース エントリー数
IRC Zeroクラス 23艇
IRC 1クラス 48艇
IRC 2クラス 50艇
IRC 3クラス 75艇
IRC 4クラス 72艇
IRC 2Hクラス 59艇
MOCRAマルチハルクラス 12艇
オープンマルチハル 4艇艇
クラス40クラス 34艇
IMOCA60クラス 13艇
フィガロ3クラス 5艇

• ツイート