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日本から3選手出場。2年ぶりに開催、オプティミスト世界選手権

 7月2〜9日までイタリア・ガルダ湖で「2021オプティミスト級世界選手権」が開催されます。この大会に56カ国・266選手が出場。日本からは堤 悠人、兒島惟高、菅澤虎士朗の3名が出場します。(BHM編集部)

ガルダ湖で2年ぶりとなるオプティミスト級(OP級)世界選手権が開幕しました。日本から3選手が出場します

 世界選手権の開催地は、イタリア・セーリングの本拠地のひとつ、リバ・デ・ガルダです。ガルダ湖の北端にある湖畔のヨットクラブで、旧市街と美しい景観が広がる観光地でもあり、毎年1000艇以上が集まるオプティスト級の祭典「オプティ・ミーティング」の拠点でもあります。

 世界選手権は2020年に同地で予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により中止になり、開催年を1年ずらして開催されることになりました。また、世界選手権がリバ・デ・ガルダで開催されるのは8年ぶりになります。

 近年のオプティミスト級は、イタリアのマルコ・グラドニ選手が2017〜19年大会で優勝。前人未到のワールド三連覇を果たしたことが大きなニュースになりました。

 グラドニ選手は、2019年のロレックス・セーラー・オブ・ザ・イヤーを獲得。OP級を卒業し、今年は470級ヨーロピアン選手権・男女クラスに出場し、11位の成績を残しています。

 日本から出場する3選手は2月に蒲郡で開催された選考会でナショナルチームに所属する江の島ヨットクラブジュニアの選手たちです。コロナやオリンピック準備で活動がむずかしい中、国際大会を目標に練習を続けてきました。

 2年ぶりに開催される世界選手権はどんなドラマがあるでしょうか? レースは3日間の予選、その後、ゴールド、シルバー、ブロンズ、エメラルドのグループに分かれて、決勝シリーズがおこなわれます。また、7月5、6日にはチームレースがおこなわれます。日本選手のみなさん、ぜひ楽しんできてください。

オープニングセレモニーではリバ・デ・ガルダの旧市街をパレードしました
世界選手権には56カ国/266選手が出場します
日本代表チーム。堤 悠人、菅澤虎士朗、兒島惟高(写真左から)
リバ・デ・ガルダ。トルボレ、マルチェージネと並んでガルダ湖ヨットレースのメインステージです。ガルダの風は山と川に影響を受けることが多く、大胆なコース引きも重要です
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