6月16日、アメリカズカップ防衛チームのエミレーツ・チームニュージーランドは、次回第37回大会の開催をニュージーランド（オークランド）以外の国と交渉すると発表しました。（BHM編集部）

　今年３月に開催された第36回アメリカズカップはチームニュージーランドがルナロッサ・プラダ・ピレリ（イタリア）に勝利しカップ防衛に成功。その後、第37回大会の開催地についてニュージーランド政府、オークランド市議会と協議を続けてきましたが、90日間の交渉期間を経ても合意に至らず。

　グラント・ダルトンは「交渉期間の終了は大会がニュージーランドで開催される可能性を排除するものではないが、大会を成功させるために他国との話し合いを開始する」とコメントしていますが、これまでチームニュージーランドは資金面が問題視されてきました。

　一部のニュースでは政府の資金提供１億NZドル（約78億円）に対し、チームニュージーランドは２億NZドル（約156億円）を望んでいるとされ、両者の考えに大きな差があることが伺えます。

　チームニュージーランドは、2017年バミューダ大会、2021年オークランド大会で勝利し二連覇を達成。次回大会ではイネオス・チームUK（イギリス）が挑戦者代表（チャレンジャー・オブ・レコード）となり、AC75クラスが引き続き採用されることが発表されています。

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