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パリ五輪外洋の代替案に男女カイト、男女470、男女チームレース

 4月30日、ワールドセーリング(WS)は、パリ五輪で計画されている男女混合キールボートオフショア種目の代替案を国際オリンピック委員会(IOC)に提案し、オリンピック・セーリング競技合計10種目を確保することを満場一致で承認しました。(BHM編集部)

パリ五輪キールボートオフショアの代替案として男女カイト、男女470、チームレースが候補にあがりました

 2024年パリ五輪の種目としてWSが採用したキールボートオフショアは、安全面、放送コスト、世界選手権等の実績がない等の理由からIOCの承認を受けていません。WSはオフショアキールボートを第一候補としながら代替となる競技種目を募集していました。

 WSは26件の代替案を受け取り、IOCの基準(規則23.1.11)ををもとに検討。4月30日の会議で3つの代替種目が承認されました(26件の代替案と3種目の提案書は下記リンク参照)。

■男女カイトボーディング/フォーミュラカイト級
■男女二人乗りディンギー/470級
■男女混合チームレース/ILCA6(レーザーラジアル級)

 カイトボーディング、470は、男女混合種目としてパリ五輪で採用決定されいますが、男女を別にすることで東京五輪と同じ種目数に合わせます。また、470は日本セーリング連盟、中国ヨット協会、国際470協会、国際420協会からの提案です。

 チームレースは2028年ロサンゼルス五輪で採用したいWSチームレース小委員会(イベント委員長承認)からの提案で、レーザーラジアル級を各国2艇使い、チームレースルールにもとづきラウンドロビン、準々決勝、準決勝、決勝方式で競われます。

 ワールドセーリングは5月10、11日の中間総会(ミッドイヤーミーティング)で代替案を検討し、14日に投票で優先順位をつけた2案に絞り、26日の期限までに国際オリンピック委員会へ提出する予定です。

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