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トップ6艇混戦。世界一周ヴァンデ・グローブ赤道通過

 ケープホーン通過後、南氷洋レグで首位を守っていてたヤニック・ペスタベン〈Maître CoQ IV〉は南米大陸陸寄せコースを選択。しかし、陸から離れた大外コースを選んだチャーリー・ダリン〈APIVIA〉ら後続艇が一気に追いつき逆転。トップ艇団は混戦で赤道を通過しています。(BHM編集部)

世界一周ヴァンデ・グローブは終盤へ。大西洋を北上、トップ艇団は混戦で赤道を通過しています

 現在トップグループを構成するのは、〈APIVIA〉〈Bureau Vallée 2〉〈SeaExplorer – Yacht Club de Monaco〉〈LinkedOut 〉〈Groupe Apicil〉〈Maître CoQ IV〉の6艇。トップ2艇の差はわずか6.5マイル(17日時点)の至近距離で戦っています。

 艇団は赤道を通過していますが、コースやタイミングが重要になり、順位が変動する可能性もあります。残り航程はまだ3000マイルあり、フィニッシュまで緊迫の戦いが続きそうです。

 また、インド洋に入ってからステアリングシステム、オートパイロット(自動操舵装置)に問題を抱えていたセバスチャン・デストレモウ〈MERCI〉がリタイアを表明しました。8人目のリタイアとなりました。

 セバスチャン・デストレモウ(56歳)は、2016-17年のヴァンデ・グローブを完走し、今回は2度目の挑戦でした。ニュージーランド南島沖を走っていたデストレモウはニュージーランド南島クライストチャーチへ向かうとのことです。

◎ヴァンデ・グローブ上位成績 1/16 時点
1 Louis Burton〈Bureau Vallée 2〉3,326.13 nm from the finish
2 Charlie Dalin〈Apivia〉3.07 nm from the lead
3 Boris Herrmann〈SeaExplorer – Yacht Club de Monaco〉43.58 nm to leader
4 Thomas Ruyant〈LinkedOut〉98.13 nm to leader
5 Damien Seguin〈Groupe Apicil〉120.37 nm to leader

8人目のリタイアとなったセバスチャン・デストレモウ。船は数世代前(2005年進水)のフォイルなしです
スタートしてはじめて陸地(フォークランド諸島)を確認した白石選手のオンボードビデオ
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