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いま蒲郡が熱い! テーザー・ウインターレガッタに11艇が集結

 テーザークラスの2020年シーズンを締め括る「ウインターレガッタ」が、12月13日に愛知県蒲郡市・豊田自動織機海陽ヨットハーバーで開催されました。(レポート・写真提供/日本テーザー協会)

蒲郡で開催されたテーザー・ウインターレガッタ。日本テーザー協会に、あらたに蒲郡フリートが発足しました

 コロナ禍の中、各地より11艇がエントリーし、当日は冬の蒲郡らしい強風コンディションで全4レース実施しました。第1レースはスーパーグランドマスターズクラスでエントリーしていた秋山紀夫/北村重雄(琵琶湖)が、圧倒的なリードでトップフィニッシュ。2位には伊藤一石/井藤みく(江の島)、3位には黒壷櫻/石川光輝(大阪北港)が続きます。

 第2レースは秋山/北村が連続トップフィニッシュ。2位に宮下知之/高橋夏樹(デラマンチャYC)、3位に石塚恒志/水野本となりました。

 第3レースでは伊藤/井藤がトップフィニッシュ。2位に秋山/北村、3位に石塚/水野となり、この時点で首位の秋山/北村と後を追う伊藤/井藤の差はカットレースを考慮すると1点差となり、第4レースで伊藤/井藤はトップフィニッシュが唯一の逆転の条件となりました。

 最終第4レース、秋山/北村はスタートライン中央付近から、伊藤/井藤はシグナルボート・ピンエンドからのスタートとなりました。スタート直後に苦しいポジションながら右海面に先行した伊藤/井藤がシフトを掴み、秋山/北村をリード、そのままトップフィニッシュ。この時点でカットレースが入り、秋山、伊藤はタイスコアとなり、タイブレイクで伊藤/井藤が優勝を決めました。

 ヘルムスマンの伊藤一石は今シーズン開催されたテーザークラスの公式戦全3レガッタで優勝、完全制覇でシーズンを終えました。

 テーザークラスはシンプルであるが故に非常に奥が深く、さまざまなスタイルやキャリアのセーラーが交流を深め、全国的に活発な活動を行っています。

 今回、新たにテーザークラス「蒲郡フリート」が発足し、クラス活性化に拍車がかかりました。なんと言ってもフレンドリーな雰囲気が魅力のテーザーです。「しっかりとしたレースは続けたいけど、自分達のペースで楽しく活動したい」というような学連出身のセーラーにもおすすめです。

テーザー・ウインターレガッタ2020 最終成績
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