男女混合470ほかパリ五輪セーリング種目をIOCが発表
12月7日、国際オリンピック委員会(IOC)は、パリ五輪セーリング競技のイベントプログラムと選手数割当を発表しました。これはワールドセーリングの取り決めの確認を含み、470級、カイトボーディングは男女混合種目になり、オフショア種目は選手の安全等を含めてさらなる検討を重ね、2021年5月31日までに具体的なイベント内容を決定するというものです。(BHM編集部)
2024年パリ五輪ではセーリング種目が変更されます。フィン級が姿を消し、カイトボーディング(フォイル)、男女混合で外洋を走るオフショア種目が追加されます。さらにRS:X級はフォイル付きのiQフォイルに変更、470級は男女別から男女混合の1種目になることが、ワールドセーリングにより発表されています。
また、パリ五輪セーリング競技の選手数は東京よりも減少し東京350選手からパリ330選手となります(20選手の減少※1)。どの種目の選手数が少なくなるのかはまだ決まっていませんが、選手数減少 = 出場国が減少のため、パリ五輪では『五輪出場国枠取り』(クオリファイ、五輪出場予選)がこれまで以上に重要となりそうです。
※1 五輪全体の選手数は東京五輪(11092人)から592人少なくなり10500人になります。
◎東京2021セーリング競技・プログラム 10種目/350選手
男子1人乗り レーザー級
女子1人乗り レーザーラジアル級
男子2人乗り 470級
女子2人乗り 470級
男子スキフ 49er級
女子スキフ 49erFX級
男子1人乗り重量級 フィン級
男子ウインドサーフィン RS:X級
女子ウインドサーフィン RS:X級
男女混合マルチハル ナクラ17級
◎パリ2024セーリング競技・プログラム 10種目/330選手
男子1人乗り レーザー級
女子1人乗り レーザーラジアル級
男女混合2人乗り 470級
男女混合キールボートオフショア ※艇種未決定
男子スキフ 49er級
女子スキフ 49erFX級
男女混合カイトボード フォーミュラーカイト級
男子ウインドサーフィン iQフォイル級
女子ウインドサーフィン iQフォイル級
男女混合マルチハル ナクラ17級
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