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トーマス・ルヤント〈Apivia〉にフォイル損傷のトラブル

 11月25日、トップの〈Apivia〉から離れること72マイル。世界一周ヴァンデ・グローブ総合2位を走っていた〈LinkedOut〉(Thomas Ruyant)のフォイルに重大な損傷があり、フォイルの使用が困難であることが発表されました。(BHM編集部)

左舷のフォイルが使えなくなったThomas Ruyant〈LinkedOut〉。衝突は真夜中に20ノットで走っていた時のことでした

 真夜中2時頃、休憩していたThomas Ruyantは、大きな音で目覚めました。ボート内を点検したところポート側のフォイルのシャフトに大きな亀裂があることを確認。日中にあらためて調査するとフォイルに多数のひびが入っていることが分かりました。

 〈LinkedOut〉は左舷側のフォイルの使用を断念し、右側だけでを使いヴァンデ・グローブを続行する意向のようです。

 現在トップを走るのはCharlie Dalinmの〈Apivia〉、2位にThomas Ruyant〈LinkedOut〉、3位には360マイル離れてJean Le Cam〈Yes We Cam!〉が追っています。

メインセール修理を終えレースに復帰した白石康次郎は、現在赤道へ向かっています。11月23日には、IMOCA(International Monohull Open Class Association)からの依頼により気象ブイを大西洋に投下しました
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