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コロナ禍の全日本470。オリンピック会場で86チームが参加

 11月11日、「第49回全日本 兼 第34回全日本女子470級選手権」が江の島ヨットハーバー(神奈川県藤沢市)と葉山港(神奈川県三浦郡葉山町)を拠点に始まりました。(レポート/日本470協会)

江の島、葉山の2カ所を拠点に開幕した第49回全日本470選手権

 世界的にコロナ禍でレースの開催が難しい中、ようやく開かれる大きな公式戦となります。開会式、出着艇、審問もオンライン形式をとるなど、感染防止に配慮をしたスタートとなりました。

 今大会には五輪代表選手の岡田・外薗ペア、吉田・吉岡ペアに加え、大学生などの若手選手を中心に86艇(172人)がエントリーしています。

 大会前のオリンピック代表選手の会見では、海外遠征が難しい中、本大会をレース感覚を取り戻す貴重な機会ととらえ、来年のオリンピックに向けて意欲をもって取り組む姿勢が見られました。

 大会初日は、北東の風10~15ノット。風の振れが激しいコンディションの中、参加艇が2フリート(組)に分かれ、各2レースを行いました。

 五輪代表の岡田・外薗ペアは暫定1位、吉田・吉岡ペアは暫定4位と順調な滑り出しをみせました。土居・木村ペアも含めた実力者たちが上位に名を連ね、明日も緊張感あふれるレースが期待されます。

開始前に五輪470男女の記者会見が開かれました(コロナ対策のため座席も距離を取っています)。メディアの興味も大きく各社約20名の記者やカメラマンが取材しています
最小限の人数でおこなわれた開会式。前年度優勝の吉田 愛選手から優勝カップが返還されました
開会式、艇長会議の様子はオンライン(zoom)で公開されました
11月和歌山全日本インカレを終えたばかりの大学生も多く出場しています
全日本インカレ470、スナイプ、総合優勝を遂げた早稲田大の松尾虎太郎主将(スナイプリーダー。写真左)は市野直毅のクルーとして出場。松尾はアジア大会420日本代表や470ジュニア世界選手権でクルーとして出場経歴のあるマルチセーラーです
初日トップに立った岡田奎樹/外薗潤平。「きょうは極端なシフトやブローがあって、コースもむずかしかった。アップウインドの序盤は右海面、アプローチは左から入るのが正解だったと思う」(岡田)
同点首位の土居一斗/木村直矢。コロナ自粛明けから葉山沖でストイックに練習を続けています
日が落ちる時間が早くなりました。日没は4時半頃ですが、3時を過ぎると空は夕焼け色になってきます
2020全日本470 初日成績
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