だぼはぜ復帰。第5回J/24関東フリートレース・レポート
11月8日、相模湾で「第5回J/24関東フリートレース」が開催さました本大会からレースに復帰した〈だぼはぜ〉チームのセーリングレポートでレースを振り返ります。(文/J/24協会関東フリート広報)
◎〈だぼはぜ〉のセーリングレポート
J/24関東フリートの関係者皆様のご尽力により今年のフリートレースは5回目まで開催できています。感染予防対策など、難しい対応の中、各々のチーム運営、レース運営ありがとうございます。(レポート/だぼはぜ)
5回目のフリートレースには、だぼはぜが復活。バングに亀裂、キール破損で修理に5カ月かかり、その間は海に出れず・・・6月ぶりのフリートレース参加となりました。皆様からたくさんのエールをいただきました。ただいま!
第5回フリートレースは佐島沖で4レース実施できました。北東-東の風(60~100度)のフレフレの微風と、とても早い潮に各チームコースには悩まされたのではないでしょうか? 順位も入り乱れ、最終レースまでトップが分からなくなり、エキサイティングでした。
当チームはリハビリ必要でしたので、微風でよかったです。トリマーを担当したので、レース毎にいろいろ修正ができ、なんとか走り切れ、総合トップタイの2位で終わることできました。
1Rは久々のスタートに挙動不審になりながらも何とかスタートでき、その後の右展開から振れタックして艇団中盤をウロチョロします。久々のセーリングになるので、大事なシチュエーションでタック失敗します。
フリーのスピード感覚も忘れており、どんどん追いつかれちゃいました。なんとか2上へのコースでアドバンテージを作ってもらい、なんとか2位でフィニッシュ。
このレースはジェリーフィッシュ(松本ヘルム)がトップホーンを鳴らしました。月光(松山ヘルム)、SARASA(佐々木ヘルム)がリコール。
2RはI旗掲揚・・・何するんだっけ? 前のレースで2番だったので調子に乗ってしまいスタート1分前に高い位置で狙います!
追い潮です。。。アッという間にラインに到着。20秒前にはラインに乗っておりました。
落ち着いてベアして、ホーンに合わせてラフィングです。X旗!僕らはしっかり落としているのでOK! ではありませんでした。I旗です。ルール忘れています。。
風が落ちてきてS旗で2上フィニッシュになりましたが、やはり鳴らず。英語をたたきました。このレースはオリーブ(米山ヘルム)がトップホーンを鳴らしました。
このレースは30°程度左右海面で異なる風が入っており、順位があわただしく変わる、ドキドキのレースでしたので、オリーブは佐島の風をよく知っています。
3Rは仕切り直し。長く、スターボードをストレスなく走りたく、艇団一番下からスタートします。スピードモードで左に伸ばしました。
スタートのアドバンテージで今シーズン初の1上トップ。“1上のダボ”にならないように頑張りますが、やはり最後のダウンウィンドウで月光に追いつかれます。
が、熊谷ヘルムの冷静な判断でブローを取りに向かうことでファイナルアプローチで前へ出ることができ、トップホーンをいただきました。
4Rは風がさらにライトになってきます。運営(畠山レース委員長)の素早い判断で2レグに変更。この時点でオリーブ、ジェリーフィッシュが同点のトップ、だぼはぜ、月光が1点差で2位と3位。僅差で始まる4Rは緊迫したスターです。
リコールは絶対できません。しっかりラインを見極めてスタートしていきます。だぼはぜはライン中間から飛び出します。下側から月光もいい位置で走ってきます。
スタート上側は団子状態で混乱発生。抜け出た月光とだばはぜのレースです。月光はタックしてきます。ライトカバーになるようにだぼはぜは下受けします。
月光はすごいですね。船を止めることなくきれいにスターボードへタック。我々は練習不足もあり追いかけられません。。セパレートしてしまいました。
右海面に行くほどリフト・ヘッダを繰り返します。タックポイントがむつかしい中アプローチに向かいます。1上は月光です。だぼはぜは2位で回航しますが、後続艇もどんどん追いついてきます。
いったんは艇団に飲まれましたが、ここでも熊谷ヘルムの冷静な対応でインサイド側に船を置きにいきます。下マーク直前では月光に1艇身まで追いつきます。
下マークからフィニッシュまでアビームですが、我々はスピンでアプローチして勝負します。結果1艇身をひっくり返ずことはできませんでしたが、とてもエキサイティングなシーンになりました。
程よい疲れと心地よい気候で4レースを楽しむことができました。
次回は11月21、22日に関東オープンレースを実施します。この大会は、今年は関東で全日本を開催する予定としておりましたが、コロナの影響で残念ながら苦渋の中止判断となったものを代替として行うものです。(文/J/24協会関東フリート広報)
今回は残念ながら、遠方からのエントリーはありませんが、関東フリートから各水域へ活動報告ができるように盛り上げていきますので、今後ともJ/24関東フリートをよろしくお願いします。
引き続きしっかりコロナ予防対応をして実施してまいります。
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