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日本初開催!浜名湖Weta級全日本選手権レポート

 10月3、4日、静岡県浜名湖ビーチスマリーナで「第1回Weta級全日本選手権」が開催されました。エントリーは6艇。当日参加艇は、神奈川県の江の島ヨットハーバーから3艇、愛知県の鬼崎ヨットハーバーから1艇、浜名湖ビーチスマリーナから1艇の計5艇。現時点で日本国内にあるWetaの総数11艇のうち、ほぼ半数が一堂に会してビーチに並びました。(レポート・写真 /佐藤吉政 ビーチスマリーナ)

日本初開催となるWeta級全日本選手権。写真は第2レースのスタートです

 日本国内では初めてとなるWeta級レースですが、エントリー数も6艇のみということもあり、まずはセーラー達の親睦と、レースを楽しむことを最優先とするため、艇単位でのエントリー(1艇につき、1人またはチームどちらでのエントリーも可)とし、またチームでは乗艇人数に制限なし&レース毎に選手の入れ替えも自由という、とても緩い?ルールでの開催でした。

 レースは1日目、2日目共に0〜3メートルのあいにくの超微風コンディション。予定されていた5レースのうち、ビーチスマリーナの入口ゲートをスタートとするビーチスタートで、東名高速道路の浜名湖橋を往復する総距離約10kmのロングディスタンス1レースと、ソーセージコース2レースの、計3レースを実施しました。

 Weta本来の醍醐味である高速カッ飛びシーンは見られませんでしたが、Weta乗りの方々は経験豊富、百戦錬磨のツワモノ揃いです。そういった方々の“いぶし銀”の技の応酬が見られ、それでも終始和気あいあいのムードの中で楽しめた、まさに「オトナの運動会」でした。

 栄えある第1回優勝は、青木艇(青木 守選手、北尾 龍太郎選手、遠藤 正昭選手)でした。おめでとうございます。次回はさらに艇数も増えて、さらに良いコンディションでエキサイティングなレースができたらいいなと思います。

 Weta級は、ニュージーランド生まれのトリマランディンギーです。まだ日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、非常にハイスピードなパフォーマンスを発揮できるポテンシャルがあります。トリマランならではの安定性、快適性を兼ね備え、本場ニュージーランドではファミリーでも楽しめるディンギーとしてとても人気があるようです (FUN FAST EASYがコンセプト)。日本でもこれからますます普及していって欲しい艇種です。

 その他写真、またレース結果は、ビーチスマリーナのフェイスブックページでもご覧いただけます。

ビーチに並ぶ、レース参加のWeta5艇。これだけのWetaが一堂に会するのは、おそらく日本では初めて
ロングディスタンスレースのスタート。ビーチスマリーナの入口からのビーチスタートです
ロングディスタンスレースの熾烈な争い
1位は青木艇(写真は北尾 龍太郎選手)、2位は個人参加の校條 紳一選手、3位は 同じく個人参加の柳田 順一選手
選手全員で記念撮影
第1回Weta級全日本選手権 最終成績

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