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燃える和歌山!JOCジュニアオリンピックカップ・ユース部門開幕

 8月14日、和歌山セーリングセンターで「JOCジュニアオリンピックカップ 兼 JSAFジュニアユースセーリングチャンピオンシップ」 が開幕しました。この大会は新型コロナウイルスの影響で延期されていた、ユース(高校生)種目の420級、レーザーラジアル級によるヨットレースです。(BHM編集部)

和歌山で開幕したJOCジュニアオリンピックカップ 兼 JSAFジュニアユースセーリングチャンピオンシップ。同大会ユース部門の開催は和歌山で初めて

 大会は前々週におこなわれたジュニア部門(OP、レーザー4.7、テクノ293)のユース部門です。和歌山で開催予定だったインターハイが中止になったこともあり、同時期に同地でインターハイ種目が開催されるに至りました。

 新型コロナウイルスの広がりのあるなか、直前に地元でコロナ感染が広がったため、やむを得なく出場をキャンセルした選手もありましたが、厳しい状況のなか、全国から420級56艇、ラジアル級49艇が集まりました。

 本大会のコロナ対策は徹底しています。関係者は問診票と過去2週間分の検温結果を提出。ハーバーには、選手、運営、関係者を最低限の人数にとどめ、入場門で全員を毎日検温します。

今年はインターハイ、国体(延期)が開催されないため、高校生3年生は最後の大会になるかもしれません。選手たち、関係者の思い入れの強い大会です
ハーバーに入場するときは必ずゲートを通過しなければならず、毎日その場で検温します。検温の結果、37度以上は入場できません
SAILFAST、一点鐘、ノースセールジャパンなどショップテントが大会を盛り上げます
出艇申告、帰着申告はタッチパネルでおこないます。操作に慣れない選手もいましたが、全員が安全に出艇・帰着したことを確認できます

 開会式、スキッパーミーティングは、密を避けるために場内マイクでおこない、出艇前に並ぶ出艇申告の列も距離を保つように指導されています。また、今回は、出艇申告をタッチパネルで申告するなど新しい試みもみられます。

 こうした対策は、医師でもある和歌山セーリング連盟・中井國雄会長をはじめとする県連の徹底した対策を実現化したもので、中井医師が現場で即座に対応できることも大会を支える強みになっています。

 大会初日は弱いシーブリーズで始まりましたが、途中風がなくなりハーバーバック。昼から吹いたそよ風(南西風8ノット)で2レース実施しました。

 初日の成績は下記のとおりです。日中は35度まであがる猛暑です。コロナだけでなく熱中症にも十分に気をつけながら、大会は16日までおこなわれます。

午前中は風弱く、海上待機。熱中症を避ける意味もあり一旦ハーバーへ戻りました
ラジアル男子トップの服部 陸太
420オープン1位の池田海人/重松 駿
420オープン2位、青山知央/桑野明日佳
 ラジアル女子トップ、須永笑顔
大会会場ではピアソン社の最新420級(0号艇)もお披露目されました
初日 420オープン成績
初日 420女子成績
初日 ラジアル男子成績
初日 ラジアル女子成績
CATEGORY:  DINGHYINSHORENEWSYOUTH