ニュージーランド1号艇、サルディニアからオークランドへ戻る
新型コロナウイルスの感染拡大で、ワールドシリーズ第1戦カリアリ大会(伊)、第2戦ポーツマス大会(英)が中止となり、活動再開を待っているアメリカズカップ。ロックダウン解除となったニュージーランドでは、あらたな動きが見られました。(BHM編集部)
次回のイベント開催は、期間が大きく空いて、12月におこなわれるワールドシリーズ・オークランド大会です。それまで、トレーニングとテストセーリング、本番で採用されるであろう2号艇の開発/進水が目標となります。
5月26日、エミレーツ・チームニュージーランド(ETNZ)の1号艇〈テ・アヘ〉(マオリ語でイルカの意)が、サルディニア・カリアリからオークランドへ戻ってきました。最後にオークランドでセーリングしたのは1月15日なので、4カ月掛けてサルディニアを往復したことになります。
「カリアリには準備が整った状態で送ったので、オークランドのハウラキ湾でセーリングを再開するのに時間はかからない。これからワールドシリーズに向けたあたらしいシステムがあるので、これをセットアップしてテストしていきます」(ETNZ)
◎第36回アメリカズカップイベント
ワールドシリーズ(前哨戦)
2020年4月23〜26日 イタリア・カリアリ大会 ── 中止
6月4〜7日 イギリス・ポーツマス大会 ── 中止
12月17〜20日 ニュージーランド・オークランド大会
プラダカップ(予選・挑戦艇決定)
2021年1〜2月 ニュージーランド・オークランド
アメリカズカップ・マッチ(決勝・防衛艇対挑戦艇)
2021年3月 ニュージーランド・オークランド