5月4日、SailGPは今季レースを中断し、2021年に再編成しておこなうことを発表しました。サンフランシスコ大会は2021年4月17、18日、ニューヨーク大会は同年6月4、5日、またイギリス大会（カウズ）、デンマーク大会（コペンハーゲン）も2021年に日程を変更して実施する予定です。（BHM編集部）

　2021年シリーズは4月から始まり、当初の5大会から7大会に拡大しておこなわれる予定です。また、今シーズンの中断に伴い2月シドニー大会のポイントは無効となります。

◎ラッセル・クーツ SailGP最高責任者（CEO）コメント
「このひどいパンデミックは、何十万人もの命に悲劇的かつ継続的な損失をもたらしており、何よりもまず私たちの思いは、犠牲者とその家族や友人に寄り添うものです」

「私たちの大会はグローバルであることが前提で、世界中のトップの才能を集め、新たな形のプロレースを組織して競い合う点が最大の特長です。しかし、この緊急事態に直面すると、地理的な多様性は、残念ながら私たち自身と私たちの周りの人々の両方にとって潜在的な責任をともないます」

「レースを開催することが関係者やその周囲に対して（新型コロナウイルス感染拡大の）リスクとならなくなった時に、必ず再開させることにシフトする必要があります」

「今後数カ月をかけて、レースと放映の両方をさらに魅力的なものにするための重要な新たな政策に焦点を当てます。2050年までにカーボンニュートラルという野心的な目標に向けて引き続き取り組みながら、F50カタマラン、シミュレーター、ゲームプラットフォームのさらなる開発、および人工知能を介したデータ統合の強化などを含みます。私たちの再スケジュールされたシーズン2は、今年提供できたものを超えると確信しています。ロレックス、オラクル、ロックウール、および多くの放送局を含むパートナーの継続的なサポートに感謝します」

◎ネイサン・アウタリッジ SailGP日本チームCEO コメント
「向かい風の時期をみんなで乗り越えましょう。そして、来年4月の再開から、改めて世界に挑む日本艇を応援してください」

• ツイート