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ロレックス・ワールド・セーラー・オブ・ザ・イヤー発表

 10月29日、バミューダで開催されているワールドセーリング総会で、今年最も活躍したセーラーに贈られる「ロレックス・ワールド・セーラー・オブ・ザ・イヤー」が発表されました。(BHM編集部)


セーラーオブ・ザ・イヤーを受賞したアン・マリー・リンドン(左)マルコ・グラドニ。photo by World Sailing

 男子はOPワールド三連覇を遂げたマルコ・グラドニ(イタリア)です。彼は2017、18、19年の世界選手権で優勝。2018年9月からは負け知らずで14個の金メダルを獲得しました。

 女子は、レーザーラジアル級のアン・マリー・リンドン(DEN)です。彼女は、ヨーロッパ選手権、世界選手権を制覇する快挙を遂げました。境港、江の島でも活躍していたので、ご存知の方も多いでしょう。

 今年は新設されたヘンペル・チーム・オブ・ザ・イヤーにカリビアン600、トランザット、ファストネットレースで優勝した〈Wizard〉(Volvo Open70)。SailGPのF50にゴスリング・ボート・オブ・ザ・イヤーが授与されました。

 また、1月に他界したジェフ・マーチンにベッペ・クローチェ・トロフィーがおくられました。ジェフ・マーチンはインターナショナル・ジュリー、インターナショナル・レースオフィサーとして活躍し、レーザー級とヨットレースの普及・発展に大きく貢献されました。


eSailingワールドに予選を勝ち抜いた8名が出場。スター、J/70、オフシャオレーサー、ナクラ、49er、F50の6種目6レースで競われました。大会の様子はFacebookでライブ中継されました

 ほかにも国内外のセーリングを成長させたとしてオマーンセールにプレジデント・デベロップメント・アワードが授与され、同期間中に開催されたeSaiing(イーセーリング)世界選手権では、イタリアのVelista71が優勝しました。

 さあ、ワールドセーラー・オブ・ザ・イヤーの発表は終わりましたが、バルクヘッドマガジンでは、セーラー・オブ・ザ・イヤー(通称:ヨット馬鹿大賞)の選考がはじまっています。

 ワールドセーラーオブ・ザ・イヤーよりも受賞するのがむずかしいと言われるヨット馬鹿大賞の発表は12月31日の予定です。お楽しみに。

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