伊藤/村岸優勝!蒲郡テーザー全日本選手権レポート
10月18日、19日の2日間、「2019年テーザー全日本選手権」が愛知県蒲郡で開催され、大阪北港、琵琶湖、芦屋、中部、江の島、葉山、そして地元蒲郡から25艇が参加しました。蒲郡でテーザーの大会が行われるのは、2017年のワールド以来です。目紛しく変わるコンディションの中、コミッティーの的確かつスムーズなレース運営で、予定通り全6レースが行われました。(レポート・写真提供/日本テーザー協会)
蒲郡で開催されたテーザー全日本。2017年世界選手権以来の開催です
初日は強い雨足とは対照的に終始7ノット前後のライトコンディションです。シフティーで順位変動が大きい前半戦を抜群の安定感で折り返したのは、三輪/山田(大阪北港)、続いて2位は渡辺/小澤(芦屋)、3位に荒岡/玉置(大阪北港)と続きます。昨年の覇者、伊藤/村岸※(昨年は本吉)は1レース目でまさかの沈。初日5位からのスタートと厳しい展開を強いられました。
2日目は、雨も上がり、前日の予報を覆し、北西の風が20ノットオーバーとまさにこの時期の蒲郡らしいコンディションとなります。
沈艇やリタイア艇も出るこの状況でレースをリードしたのは伊藤/村岸(江の島)です。第4、第5レースを圧倒的なボートスピードで連続トップフィニッシュし、前日の5位から一気に単独首位に躍り出ました。
最終第6レースは大幅に風も弱くなり、14ノット前後に。フィニッシュ直前には8ノットまで落ち、その隙をついてベテランの渡辺/小澤(芦屋)がトップフィニッシュしました。
総合優勝は伊藤/村岸(江の島)となり、伊藤は昨年に引き続き、全日本選手権2連覇を達成しました。
テーザーは2021年5月に和歌山で開催されるワールドマスターズゲームのセーリング種目に採用されたこともあり、2017年の蒲郡ワールド同様、自国開催の国際大会に向けて照準を合わすチームも多く見受けられ、今後の盛り上がりが非常に楽しみなクラスです。
次回の国内レガッタは12月8日に千葉県稲毛ヨットハーバーで行われるウィンターレガッタです。
第1レースで出遅れたものの強風レースも安定して上位を走った伊藤/村岸
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