大西洋横断ミニトランザットを取材にフランス・ラ・ロシェルへ
みなさん、こんにちは。バルクヘッドマガジン編集長は、はるばるフランスへやってきました。渡航の目的は開催される大西洋横断ヨットレース「ミニトランザット」の取材です。(BHM編集部)
9月22日ラ・ロシェルをスタート。ミニトランザットに出場する鈴木晶友選手。photo by Junichi Hirai
大会が開催されるのは、大西洋に通じるフランス・ビスケー湾のラ・ロッシェルです。フランス西海岸を代表する港町で、旧港の入り口にある、14〜15世紀に建てられたという2つの塔(要塞)が町を見守ります。
ミニトランザットは6.5mの小さなクルーザーで大西洋を横断するシングルハンド外洋レースです。このヨットレースに日本人で2人目の挑戦となる鈴木晶友選手が出場します。
かんたんに「ミニトランザット2019」について説明しましょう。
・スタート日時:9月22日 14時15分
・スタート地点:フランス・ラ・ロシェル沖
・コース第1レグ:ラ・ロシェル〜ラス・パルマス 1350マイル
・コース第2レグ:ラス・パルマス〜マルティニーク島 2700マイル
・出場:90人(うち女子9人)、
・出場国:13カ国(イタリア、スペイン、ベルギー、ロシア、スイス、ギリシア、チェコ、ドイツ、ポーランド、日本、イギリス、アラブ首長国連邦、フランス)
・出場者年齢:18歳〜64歳
◎Mini Transat
https://www.minitransat.fr/en
鈴木晶友選手の活動については、これまでバルクヘッドマガジンで紹介してきました。詳しくは、こちら【大西洋横断ミニトランザット特集】を御覧ください。
昨年、活動を本格化し、数々のショートハンド航海を経験し、出場資格(出場するには1000マイルの単独無寄港、合計1500マイルのレース出場経験が必要)を得てスタートラインに立ちます。
現在、鈴木選手は母港ロリアンからスタート地点のラ・ロシェルへ船を回航し、スタートに備えているところです。規定により11日以降はセーリングすることができないため、バルクヘッドマガジンは、その前にラ・ロシェル入りしてセーリングシーンを撮影しました。
ラ・ロシェルをスタートするミニトランザットと鈴木選手の様子は、逐一バルクヘッドマガジンでご紹介していきます。みなさん、おたのしみに。
ラ・ロシェル港の入り口に2つの塔があります。ラ・ロシェルはディンギーセーリングの中心地でもあり、2024年パリ五輪の候補地にもあげられました。photo by Junichi Hirai
フランスの港町らしく、港の周りにはオープンカフェやレストランが並び、深夜まで賑わっています。photo by Junichi Hirai
ミニ90艇が一箇所に集結するヴィレッジ。場所はラ・ロシェル水族館の前です。photo by Junichi Hirai
出場する選手は、事前に地元の学校で子どもたちにミニトランザットと海洋保全について話すことが決められ絵をセールに貼る決まりがあります。photo by Junichi Hirai
鈴木選手は、葉山寺子屋の子どもたちが描いた海の生き物の絵をセールに貼りました。photo by Junichi Hirai
回航で破損したマストトップの鋳物を交換。復元テストの要領で船を横倒しにして作業しました。photo by Junichi Hirai
続々とヴィレッジに入港してきました。干満差があり水門の開閉時間が決められているので急いで入港。ほとんどの船はエンジンを外してしまっているので(ルール上)、えい航して移動します。photo by Junichi Hirai
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