2年に一度のテーザーの祭典、英テーザー級世界選手権レポート
7月26日〜8月3日、蒲郡ワールドから2年ぶりとなる「テーザー級世界選手権」が、イギリス・ヘイリングアイランドで開催されました。地元イギリス以外からはオーストラリア・アメリカ・オランダ・ドイツ・アイルランド、そして日本から5チームが参加し、全67艇で軽風〜強風まで12レースのレガッタが行われました。(レポート・写真提供/日本テーザー協会)
イギリス・ヘイリングアイランドで開催されたテーザーワールド。photo by eventmedia
2003年に建て替えられたクラブハウスはカフェ・レストラン・バーを備え、イベントがあれば地元の方々も集い、海辺の生活を楽しむ拠点として機能。また、セーリング合宿用の宿泊施設まで完備しており、今回の大会でもテーザーセーラーで満室という状況で、セーリングに打ち込むには最高のファシリティが整ったクラブでした。
レース運営はロンドンオリンピックのセーリング競技海上運営チームということで、風の読みや素早いマークレイヤリング等、選手にストレスを感じさせない運営は、さすがとしか言い様のないものでした。
大会会場となったヘイリングアイランドセーリングクラブは1921年設立の由緒あるクラブです
レース実施は5日間の予定で、初日は軽風〜順風で3レース行われました。予定の2日目は巨大低気圧通過のため、後半日程で予定されていたリザーブデイと入れ替えのレイデイとなり、以降、4日連続のレース日となりました。
レース2日目の第4〜5レースは、低気圧の影響が残り、波風ともに過去のテーザーワールドを振り返ってもマックスかというコンディション。
第5レースは着順がついたのは33艇のみというサバイバルコンディションで、上位艇でも沈艇・ディスマスト艇が続出する中、日本チーム期待の紙夫妻チームは22位でフィニッシュ。
明けてレース3〜5日目は安定した軽風〜順風で、特にトップ争いは目が離せない状態に。最終日の第11〜12レースは軽風で、日本チームも健闘しました。
結果は、最終日の第11レースでワールド3回目の優勝を決めたRob/Nic Douglassチーム(AUS)、第2位はJames/Tara Burman(AUS)、そして3位には地元のユースチームでトータルポイントはダントツで固くまとめていたJames Peters/Charlie Darling(GBR)となりました。
日本チームの結果は以下の通りです。
総合18位 紙夫妻チーム
総合27位 本吉・神内チーム
総合35位 植田ファミリーチーム
総合56位 関口・上松チーム
総合61位 山本・井上チーム
次回テーザーワールドは、2021年9月にアメリカ・シアトルでワールド開催予定です。
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