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伊藤嘉宣優勝!宮城県七ヶ浜で開催「第3回MIZUKAMI CUP マッチレース」

 梅雨明け直前の7月20、21日の2日間、宮城県七ヶ浜にて、今年で第3回目となる「MIZUKAMI CUP マッチレース」が盛大に開催された。(レポート/今津浩平)


MIZUKAMI CUPは回を重ねるごとに、参加選手たちのマッチレース技術は明らかに向上している。今回は今まで以上に熱気あふれるエキサイティングな戦いを見せてくれた。photo by Tateishi

 参加選手は、フルゲートの12選手。昨今、国内マッチレース界は、以前のような活気を取り戻しつつあるが、ここ宮城のマッチ熱はその比ではなく活気に満ちている。

 主催者の舘石氏曰く、「毎回、希望者が多すぎて、お断りするのに困るくらいです」とのこと。

 オリンピアンのベテラン選手から、地元塩竃高校ヨット部選手まで。幅広い年齢層の選手たちが集まって、梅雨空をまさに吹き飛ばす熱気溢れるマッチレースが繰り広げられた。

 優勝候補は、過去2大会連続優勝の橋本直之選手。果たして、橋本選手の独走を阻止することができるのか。それもまた、とても楽しみな話題となった。

 大会は2日間ともに良い風に恵まれる中、予選ラウンドロビンと決勝のラウンドロビンにて競われた。

 下馬評通りに予選を全勝で勝ち上がった橋本選手だったが、やはり他のグループで予選全勝の尾形依子選手が、決勝の最初のマッチにて、橋本選手を相手に大差で逃げ切って白星を獲得。

 これで一躍、優勝候補ナンバー1に躍り出たかに思われたが続く、伊藤嘉宣選手が尾形選手を打ち負かす。これで、決勝ラウンドロビンの行方は、混沌とし始めた。

 決勝最後のマッチは、尾形選手と伊藤選手の一騎打ちになったが、ここは執念に勝る伊藤選手が、食い下がる尾形選手を力で寄り切り、3回目の出場にして初めての、栄えある優勝を勝ち取った。


優勝を決めた瞬間の伊藤チーム(伊藤嘉宣、倉持隆一、乙竹秀明、土井耕太郎、櫻田冴響)。過去の当大会の成績は、準優勝と第5位。3回目の挑戦にして、とても嬉しい初優勝となった。photo by Tateishi


参加選手数は、12チーム。これだけ集まるマッチレースイベントは、今の日本では、当大会しかない。シビアな戦いの一方で、和気あいあいなムードにも溢れる。このフレンドリーな雰囲気が素晴らしい。。photo by Tateishi

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