【欧州】撮影休憩。ポルトガルでひと休みしています
バルクヘッドマガジン編集長は、ただいまポルトガルのポルトという町に来ています。今週は撮影がないので、この町でひと休みしているところです。ふりかえると編集長の取材遠征は、5月はじめに西宮でおこなわれた「HPRチャンピオンシップ」から休みなく続いています。けっこう長い。(BHM編集部)
町そのものが芸術作品のようなポルト。街角のホテルもかっこいい。photo by Junichi Hirai
GWに尼崎のビジネスホテルからフランス・ニースへ飛んで、電車に揺られてイタリア・サンレモ。そのあとパリに戻ってイギリス・ウエイマスで一週間過ごし、ポルトガルへやってきました。次の撮影地はフランス・マルセイユです。
4週連続で撮影してさすがに疲労がたまりました。不安定なボートの上で重いカメラを持っていると肩や腰が痛くて痛くて。しばらくはカメラを持たずカラダを労ってあげたいと思います。
さて、ポルトという町は首都リスボンに次ぐ、ポルトガル第二の都市で、多くの人が訪れる観光地です。何も調べずに町へ来たものですから(ヨットハーバーは日本と同様に町外れにあります)、まず映画に出てきそうな美しい町並みに驚かされました。坂の多い港町独特の雰囲気や歴史ある建築アートにも感動しています。
さらにポルトは、ポートワインの産地であり、魚が美味しく、町に出ればカフェ、レストランがたくさんあって華やかで楽しい。過ごしていてなんの不自由もありません。
こうして何をする目的もなくホテルに滞在していると、編集長が20代の頃、東南アジアをひとりで旅していたのを思い出します。あのときは、タイ・バンコクから鉄道で途中下車しながら約1カ月かけてマレー半島を南下しました。いわゆるバックパッカーです。
どこへ行く目的もなく、ホテルや列車で知り合った人から情報をもらって行き先を決めたり、本当に行き当たりばったりの適当なひとり旅でした。あのときどこで何をしたのか、遠い記憶であまり覚えていません。
マレーシアの国境を越えて、小さな海辺の町に行ったのは覚えています。夜、大量の虫に襲われて最高に不快でした。夜明け前、タイのハジャイからバスで移動していたら、ある町で真っ暗闇のなかマラソン大会をやっていたのを見てびっくりしたのを覚えています。あれはシュールな光景だったなぁ。。。
はっきりしないことでも、断片的に記憶があらわれると、同時にほこりっぽい町の匂いも思い出されます。このポルトの町は視覚的にも印象的できっと忘れられない町になりそうです。そう思うと、人生の貴重な時間を過ごしているなと感じます。
そして、いつも思うのは、こんな生活をいつまで続けられるのかな、ということ。これからも世界の海辺を訪ねて行けたら楽しいだろうと思う半面、たぶん体力的にしんどくなるだろうな、とも考えます。
いまは依頼された仕事を大事にこなし、目の前のやるべきことをバッサバッサと片付けていく時期なのでしょう。東京オリンピックが終わったらゆっくり考えよう。
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