上マークまで3分!高速展開のモススプリングレガッタ開催
5月11〜12日、静岡県清水港で「2019年モススプリングレガッタ」が開催されました。今回、急遽開催地を変更したこともあり、参加艇数が7艇とさびしい数でしたが、少数精鋭が集まり、白熱したレースになりました。(レポート・写真提供/日本モス協会)
清水港で開催されたモス級スプリングレガッタ。制限のある海面で存分にフォイリングを楽しみました
清水港は、港の中の海面を使用するため、波がなくモスに最適な環境と言えます。ただ上マークまで、普段のレースであれば2キロほど距離を取るのに対して、対岸が近いため500メートルほどの距離しかとれません。その分普段より1周多く、ソーセージコース3周でおこなわれました。
こんなに短いコースは初めてで、最初はどうなるか半信半疑でしたが、実際にレースをしてみると、大接戦で大盛り上がり!スタートして1分以内にレイラインに乗ってしまうので、動作ミスが命取りになる緊張感のあるレースで、初日はあっという間に8レースを実施しました。
レースの内容は、やはり世界選手権などにコンスタントに出場し、経験豊富な後藤選手が1歩リードする展開でした。そんな中、鷲山選手が公式レガッタ初となる1位を獲得し、地元の意地を見せつけました。
また期待の大型新人の杉山航一朗選手は、レース後にも唯一海上に残り練習をし、今後の活躍が楽しみだと感じました。
初日の8レース、楽しかった一方、さすがに選手もヘトヘトになりました。
レース後は、清水港ヨット協会の皆様による、レセプションがビーチサイドで行われ、疲れた体にエネルギー補給はもちろん、モスの生きる伝説こと古谷師匠と、上機嫌の後藤選手を中心に、深夜まで語り合いました。これもまたモスの醍醐味です。
2日目は、あまり風は期待できないということを聞き、二日酔いの選手たちはホッとしていましたが、そこは清水港は最後まで裏切らず、すぐに白波が立って5レースを実施。
若手である勝元選手を中心に、熾烈な2位以降争いで、2日目も大いに盛り上がりました。
仙台から参加した行則選手、最近子育てに追われている高橋選手、ラダーを新調し、SailGP並みのカッコいい音を響かせながら走っていた大西選手の3選手は、艇トラブルはあったものの、全体的にはゲーム性の高い楽しいレースとなり、皆満足してレースを終了することができました。
今回、大会をサポートして頂いた、清水港ヨット協会の皆様、本当にありがとございました。
スプリングレガッタ優勝はSailGPの解説でおなじみ、後藤選手でした
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