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【欧州】陸上6時間待機、夕方6時スタートで1レース実施。サンレモ470ヨーロッパ選手権3日目

 5月11日、「470級ヨーロッパ選手権」3日目。イタリア・サンレモ沖は昨日に続いて風弱く、長い長い風待ちとなりました。なんと陸上で6時間の待機。夕方5時から海に出て6時にレースがスタートしました。(BHM編集部)


レース初日は歯車が合わず、辛くもゴールドフリートに進んだ市野直毅/長谷川孝。photo by Junichi Hirai

 長時間待ってでもレースをしたかったのは、男子の予選レースを終わらせるためです。本大会では予選終了に4レース以上必要で、これまで3レース成立しているため、決勝シリーズに進むためにどうしても1レース終えたかったわけです。

 出艇は遅くなりましたが、風は日が傾くに連れてどんどん上がり、レースが始まる頃には15ノット前後に。波も悪くエキサイティングなレースとなりました。

 日本チーム上位陣は前日から順位を落とし、13位の土居一斗/木村直矢と磯崎哲也/高柳 彬が同ポイントに。また、1上マークをトップ回航した高山大智/今村公彦は、最終5位にあまんじましたが総合28位に順位をあげました。

 レースが終わったのは夜7時すぎです。長時間の風待ちとクイックなレースで、疲労の貯まる1日となりました。

 これで男子の予選シリーズが終わり、日本男子は全チームが決勝シリーズに進出することになりました。予選シリーズのない女子は、そのままのフリートでレースがおこなわれています。


大会本部の2階から海を見渡しても風弱し。陸上で6時間(!)の風待ちとなりました。photo by Junichi Hirai


選手たちはカフェや日かげに入って風を待ちます。船のまわりにはだれもいなくなってしまいました。photo by Junichi Hirai


20代前半の日本選手。競技中はライバルですが、レースを離れれば年齢の近い仲間です。選考に関係のない大会ということもありますが、風待ち中はアットホームな雰囲気です。photo by Junichi Hirai


上マークをトップ回航する高山大智/今村公彦。その後、風が大きく振れてマークチェンジに。5位でフィニッシュしました。photo by Junichi Hirai


ハーバーに戻ると夜7時すぎ。大会3日目は長い長い1日となりました。photo by Junichi Hirai

470ヨーロッパ選手権 大会3日目成績
男子 参加70艇 4R実施
1. AUS Mathew BELCHER / Will RYAN 3p
2. AWE Anton DAHLBERG / Fredrik BERGSTRÖM 6p
3. David BARGEHR / Lukas MÄHR 6p
13. 土居一斗/木村直矢 20p
15. 磯崎哲也/高柳 彬 20p
23. 岡田奎樹/外薗潤平 26p
28. 高山大智/今村公彦 36p
32. 市野直毅/長谷川孝 43p
33. 小泉颯作/松尾虎太郎 43p

女子 参加40艇 4R実施
1. ISR Gil COHEN / Noa LASRY 6p
2. GBR Hannah MILLS / Eilidh MCINTYRE 8 p
3. FRA Camille LECOINTRE / Aloise RETORNAZ 11p
28. 宇田川真乃/工藤彩乃 72p
35. 林 優季/西代 周 99p

◎470ヨーロッパ選手権
http://2019europeans.470.org/

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