王者は誰だ? 第8回大学対抗&U25マッチレース、マリーナ東海で開幕!
3月1日、愛知県西尾市のマリーナ東海で「セイル・オン 第8回JYMA選抜 大学対抗&U25ヨットマッチレース」が開幕しました。大会初日は、時折強いブローが吹き下ろすコンディションで、予選ラウンドロビンがおこなわれました。(BHM編集部)
晴天に恵まれた大会初日。風も十分あり、見ごたえのある戦いが繰り広げられました。photo by Junichi Hirai
ディンギー経験者の多い大学生が、キールボート+マッチレース形式で戦う大学対抗&U25マッチ。大会初日は10〜18ノットの強弱の激しい風が吹き、スピネーカーや艤装トラブルが相次ぎました。
ほとんどの選手たちはJ/24初心者です。船の扱いに戸惑いながら、序盤こそぎこちない様子でしたが、後半にはだいぶ慣れてマッチレースの競り合いも見られるようになりました。
予選ラウンドロビンは、大会初日で第8フライトを実施(全19フライト予定)。順位は発表されていませんが、九州大〈WEED〉、九州大OBチームの〈Genius Neo〉、早稲田大、慶応大、日本大で組んだ〈ドリームチーム〉が好調のようです。
大会2日目も予選ラウンドロビンが続きます。大会の様子は公式フェイスブック(https://www.facebook.com/collegematchjpn)で速報が配信されています。
朝8時に集まり受付、体重計測、スキッパーブリーフィングでは艇を決めるくじ引きがおこなわれました。船は6艇用意されているので、それを乗り換えて戦います。photo by Junichi Hirai
出艇前に日本ヨットマッチレース協会の伊藝会長からリーフ(縮帆)のレクチャーを受けました。photo by Junichi Hirai
大会会場のマリーナ東海。photo by Junichi Hirai
大会初日は強いブローでブローチングする艇もみられました。photo by Junichi Hirai
エントリー数が大幅に増えた今年の大学対抗&U25マッチ
25歳以下で競われる大学対抗&U25マッチがはじまって8年目。この大会の趣旨は、インカレなどで活動した学生セーラーへ向けて「卒業してからもセーリングを続けるきっかけを作りたい」とはじまったヨットレースです。
マッチレースという形式をとっていますが、それは重要なことではなく、社会人になってからキールボート、セーリングクルーザーの道へ進む「足掛かり」となるような体験をしてほしいという大会主催者の意図があります。
この大学対抗&U25もだんだん定着してきたようで、今年は全国から過去最多となる19チームがエントリーしました。チャーター艇でおこなわれるマッチレースでは全チームを受け入れることはできず、11チームを選抜した経緯があります。
選手たちに話を聞くと、現役ヨット部員時代から「この大会に出場してみたい」と考えていたセーラーも多いようです。
本大会には、明海大、法政大の選手をはじめ、チームとしては京都大、神奈川大、甲南大が初出場。和歌山大も4年ぶりに出場を果たしました。
また、大学対抗&U25マッチを経験してキールボートの世界へ進んだセーラーも増えてきました。実際にこの大会の運営には、過去に出場した多くの「大学マッチ卒業生」で「現キールボート乗り」が手伝いに来てくれています。
第8回大会を迎えて少しずつ認知度が増し、だんだん定着してきた大学対抗&U25マッチ。継続することの大切さをあらためて感じました。
船に慣れてくるとマッチレースらしい接近戦も見られるようになりました。photo by Junichi Hirai
全員で記念撮影。photo by Junichi Hirai
初日夜は毎年恒例のカレーパーティーです。photo by Junichi Hirai
大学対抗&U25マッチには女子選手も多く出場しています。写真は日本大、早稲田大、九州大の4年生。photo by Junichi Hirai
2019大学対抗&U25マッチ初日ダイジェスト。映像提供:レイラインメディア
====================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ベストウインド
ファーストマリーン
日本レジャーチャンネル
ベイトリップ セーリング
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
エス・ピー・ネットワーク
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
リビエラリゾート
コスモマリン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ファクトリーゼロ