発表!2018年度バルクヘッドマガジン・セーラーオブ・ザ・イヤー
みなさん、お待たせいたしました。2018年最後を飾るビッグイベント、バルクヘッドマガジン・セーラーオブ・ザ・イヤーの発表です。今年いちばん「ヨット馬鹿」と呼ばれるほどセーリング界を賑わせたのはだれでしょうか?(BHM編集部)
このセーラーオブ・ザ・イヤーは、バルクヘッドマガジン編集部が独自に選出するグランプリです。この賞にトロフィーや賞状はありません。「2018年を代表するヨット馬鹿だった」というセーラーにしか分からない名誉だけが与えられます。
編集部は2018年もたくさんのセーリングイベントを取材しました。今年候補となったのは8選手/ペア/チーム。編集部が1年間取材したなかで「これはすごい!」と感じたセーラーから選ばせていただきました。
グランプリは現役セーラーに限定していますが、大会の結果だけで選んでいるわけではありません。日本でこれまでにない活躍をしたり、まわりのセーラーに影響を与えたセーラーが選考の対象です。
さあ、2018年バルクヘッドマガジン・セーラーオブザイヤーを発表しましょう!
2018年バルクヘッドマガジン・セーラーオブ・ザ・イヤーは、京都大学ヨット部に決定します。
京都大学ヨット部は、11月蒲郡で開催された全日本学生ヨット選手権(全日本インカレ)で、スナイプ級2位、470級15位、総合8位を獲得。20数年ぶりのクラス入賞(1995年470級6位、1993年スナイプ級5位)、36年ぶりにメダルを獲得しました(1982年スナイプ優勝)。
特にスナイプチームの快進撃には、目を見張るものがありました。初日6位から2日目の軽風戦で一気に2位へ。最終日でもクラス優勝の早稲田大を追い詰め、9点差まで迫りました。
まさに破竹の勢いの活躍をみせたのが京都大です。毎年上位に入る強豪校に比べてセーリング経験者が圧倒的に少ない中、部員数を増やし(約60名在籍)、トレーニング方法を独自に考え、大会前の蒲郡にも最初に入って練習していました。
全日本インカレで爆発する京都大に驚異を感じたヨット部は多かったはずです。大学ヨット部はセレクション制度により、ジュニア時代から活躍する選手が中心になっています。でもインカレで上位に入る要因はそれだけではありません。個人成績だけではなく、ヨット部員全員でつくりあげるチーム力が求められるからです。
また、編集部が感じていたのはチームのムードです。レース本番はもちろん、普段の練習から情報発信が大学ヨット部のなかで最も多く、SNSやブログを通じて活気や選手の意気込みが伝わってきました。
バルクヘッドマガジン編集部は、勝つための流れを自分たちで考え作りあげてきていることが素晴らしい、と考えています。もちろん現在進行形なので、京都大がもっと高い目標に到達することをたのしみにしています。
京都大ヨット部のみなさん、おめでとうございます。京都大は、2018年を代表するにふさわしいヨット馬鹿でした。
2018年度セーラーオブ・ザ・イヤーは京都大ヨット部です。全日本インカレの破竹の勢いは全国のセーリングファンに注目され、他大学へ大きな影響を与えました。2019年はさらなる飛躍を期待します
※ヨット馬鹿(YB)エンブレムは、大坪明ヨット馬鹿デザイン事務所に制作していただきました。ありがとうございます。
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