【W杯江の島】ワールドカップフィナーレ。日本470男女で金・銀・銅メダルを獲得!
9月16日、セーリングワールドカップシリーズ江の島最終日。江の島は朝から風が弱く長い風待ちの後、残念ながら470級は男女ともにメダルレースが中止になってしまいました。(文/西 朝子 セーリングワールドカップシリーズ江の島実行委員会)
ワールドカップ初優勝を決めた岡田奎樹/外薗潤平。photo by Sache Hamaya
結果、昨日までの順位が最終結果となり、男子は岡田/外薗組と高山/今村組の2チームが表彰台に。女子の吉田/吉岡組は2位で今大会を終えました。
「優勝できたことはうれしいです。でも、僕たちにはまだまだ経験が足りないので今日もレースをしたかった」(岡田)
「結果は金メダルですが、レース内容を見るとまだまだ改善の余地があると思っています。これからも練習して、2人で良いチームを作っていきたいです」(外薗)
「この大会は新艇で、慣れないこともありましたが、昨日、2位まで順位を上げることができ、地元・江の島で銀メダルが獲れたことはとても良かったです」(吉田/吉岡)
「本当は今日のレースで逆転したかったのですが、銅メダルが取れたことは素直にうれしいです。結果だけでなくチームワークの向上も感じられる大会でした」(高山/今村)
大会最終日は470級のほか、レーザー級、レーザーラジアル級、フィン級のメダルレースも予定されていましたが、タイムリミットまでにレースができたのはレーザー級とレーザーラジアル級だけで、フィン級も中止となりました。
大会期間中、江の島ヨットハーバーにはのべ1万人を超える人が訪れました。また15日、16日に江の島南緑地行われたワールドカップフェスティバルには、2日間でのべ1万人の人々が来場し、パブリックビューイングやステージイベントなどを楽しみました。
オリンピックまで2年を切り、セーリング競技への注目度が着実に高まっていることが実感できた大会です。オランダ勢など今大会がオリンピック選考レースになっている海外チームも多く、内外から注目された大会でした。
セーリング ワールドカップシリーズは、来年8月に再び江の島ヨットハーバーを拠点に開催される予定です。
セーリングワールドカップシリーズ江の島 フォトギャラリー
9月9日 大会 練習・開会式
9月10日 大会 前日
9月11日 レース初日
9月12日 レース2日目
9月13日 レース3日目
9月14日 レース4日目
9月15日 レース5日目
9月16日 最終日
470男子メダリスト。1位岡田/外薗、2位ベルチャー/ライアン、3位高山/今村。photo by Sache Hamaya
470女子2位の吉田 愛/吉岡美帆。photo by Junichi Hirai
午前中から風の弱い江の島では2時間以上の陸上待機となりました。photo by Sache Hamaya
ラジアル級はリオ五輪金メダルのマリット・ボウミスタ(NED)が優勝。オランダは代表選考を兼ねていて、彼女は2020東京五輪出場を決めました。photo by Junichi Hirai
運営チーム一同。江の島で初めて開催されるオリンピック・プレイベントを乗り切りました。photo by Junichi Hirai
次週9月21日から江の島オリンピックウィークが始まります。編集長は引き続き江の島へ。また、会いましょう!photo by Junichi Hirai
最終日ハイライト映像
2018 セーリングワールドカップシリーズ江の島 最終成績
【470級男子】
日本チーム参加8艇(18カ国・32艇)
1位:岡田奎樹/外薗潤平
2位:Mathew BELCHER/William RYAN(オーストラリア)
3位:高山 大智/今村 公彦
4位:土居 一斗/木村 直矢
7位:磯崎哲也/高柳 彬
13位:市野直毅/長谷川孝
25位:出道 耕輔/中川 大河
27位:河合 龍太郎/中澤 太郎
32位:小泉 颯作/松尾 虎太郎
【470 級女子】
日本チーム参加 4 艇(15 カ国・23 艇)
1位:Afrodite KYRANAKOU / Anneloes van VEEN(オランダ)
2位:吉田 愛/吉岡 美帆
3位:Nenedetta de SALLE / Alessandra DUBBINI(イタリア)
16位:宇田川 真乃/工藤 彩乃
19位:田中 美紗樹/野田 乙心
20位:林 優季/西代 周
【フィン級男子】
日本チーム参加 3 艇(13 カ国・21 艇)
1位:Nicholas HEINER(オランダ)
2位:Giles SCOTT(イギリス)
3位:Edward WRIGH(イギリス)
19位 藤村 裕二
20位 國米 創
21位 西尾 勇輝
【レーザー級】
日本チーム参加4艇(33 カ国・59 艇)
1位:Elliot HANSON(イギリス)
2位:Matthew WEARN(オーストラリア)
3位:NZL Sam MEECH(ニュージーランド)
40位 瀬川 和正
47位 南里 研二
50位 北村 勇一朗
56位 樋口 碧
【レーザーラジアル級】
日本チーム参加 3 艇(30 カ国・53 艇)
1位:Marit BOUWMEESTER(オランダ)
2位:Josefin OLSSON(スウェーデン)
3位:Emma PLASSCHAERT(ベルギー)
19位 土居 愛実
43位 冨部 柚三子
50位 多田 桃子
【49er 級】
日本チーム参加 2 艇(16 カ国・27 艇)
1位:James PETERS / Fynn STERRITT(イギリス)
2位:Logan DUNNING BECK / Oscar GUNN(ニュージーランド)
3位:Lukaz PRZYBYTEK / Pawel KOLODZINSKI(ポーランド)
10位 高橋 稜/小泉 維吹
22位 古谷 信玄/八山 慎司
【49erFX 級】
日本チーム参加 3 艇(15 カ国・24 艇)
1位:Martine SOFFIATTI GRAEL / Kahena KUNZE(ブラジル)
2位:Alexandra MALONEY / Molly MEECH(ニュージーランド)
3位:Klara WESTER / Rebecca NETZLER(スウェーデン)
13位 波多江 慶/板倉 広佳
20位 山崎 アンナ/高野 芹奈
23位 原田 小夜子/永松 瀬羅
【ナクラ 17 級】
日本チーム参加 4 艇(15 カ国・25 艇)
1位:Jason WATERHOUSE/Lisa DARMAIN(オーストラリア)
2位:Ruggero TITA/Caterina Marianna BANTI(イタリア)
3位:Vittorio BISSARO/Maelle FRASCARI(イタリア)
16位 梶本和歌子/川田貴章
17位 村山仁美/渡部雄輝
18位 飯束潮吹/畑山絵里
23位 深沢瑛理/田中航輝
【RS:X 級男子】
日本チーム参加 4 艇(16 カ国・40 艇)
1位:Kiran BADLOE(オランダ)
2位:Mateo SANZ LANZ(スイス)
3位:Pierre le COQ(フランス)
28位 富澤 慎
32位 池田 健星
39位 尾川 潤
40位 倉持 大也
【RS:X 級女子】
日本チーム参加 9 艇(11 カ国・30 艇)
1位:Peina CHEN(中国)
2位:Lilian de GEUS(オランダ)
3位:Yunxiu Lu(中国)
15位 伊勢田 愛
16位 須長 由季
18位 大西 富士子
21位 小嶺 恵美
23位 新嶋 莉奈
26位 松浦 花咲実
28位 原 百花
29位 渡辺 純菜
30位 山辺 美希
◎セーリングワールドカップシリーズ江の島
https://wcs-enoshima.jp/
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