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【SWC】デンマーク・オーフスで開幕。世界最大規模、五輪種目合同世界選手権

 8月1日、バルクヘッドマガジン編集部は、はるばる北欧デンマークへやってきました。遠征の目的はオーフスで開催される五輪種目の世界選手権「セーリング・ワールド・チャンピオンシップ」の取材です。(BHM編集部)


レーザー級に出場する4選手。左から南里研二、瀬川和正、宮田一志、樋口 碧。photo by Junichi Hirai

 編集部がオーフスを取材するのは二度目になります。前回来たのはリオ五輪470級の日本代表最終選考(470級ヨーロッパ選手権)でした。その時の大会本部はヨットクラブの小さい海小屋でしたが、この大会は規模が違います。

 この大会のためにオーフス市は商業港でもあるハーバー内に巨大なセーリングセンターを建設。今回は12種目のセーリング会場を港の3区画に配置して、それぞれセキュリティーゲートもつくられています。町からハーバーまで専用シャトルバスが通り、関係者は無料で電車に乗れるなどのホスピタリティも整えられています。

 さすが4年に一度の世界的なセーリングフェスティバルとあって、オーフスの意気込みが感じられます。

 さて、セーリング・ワールド・チャンピオンシップの大会期間は、8月2日から12日までの11日間。ワールドカップと違って種目ごとにスタート日が異なる、オリンピック・スタイルでおこなわれます。

 1種目あたり8日間の予定ですが、レース途中で予備日(レイデイ)が設けられているので、選手の身体的負担も少なく、不公平な風でレースを進行させる必要がないので、公平性の高いレースが期待できます。

 本大会には初めて全種目に日本チームが出場します。まず、8月2日のレース初日は、470級男女、フィン級がはじまります。メダル獲得を狙う470級と、日本で再始動したばかりで全員が世界選手権初出場となるフィン級です。おたのしみに!


ヨットハーバー周辺は人通り多く出店もあって賑やかです。photo by Junichi Hirai


大会会場は種目ごと大きく3つに分かれています。レース前日は計測がおこなわれました。photo by Junichi Hirai


フィン級には日本から3選手が出場します。写真はレーザー級から転向した藤村裕二(SSMYC)。photo by Junichi Hirai


ユースアメリカズカップ・海神チームジャパンを経験して五輪に挑戦する國米 創(オプテックジャパン)。photo by Junichi Hirai


高校時代からセーリングセンスに定評あり。長身を武器にフィン級に挑む西尾勇輝(和歌山県立医科大)、photo by Junichi Hirai


デンマークは自転車天国。日本と同じように日常生活でなくてはならない存在です。編集長もアパートの家主に借りて毎日自転車通勤しています。photo by Junichi Hirai


オーフス港には大型フェリーが行き来しています。フェリーの出入港時間になると選手たちは足止めとなり、ハーバー内への行き来がストップ(CLOSE)されます。photo by Junichi Hirai

◎Hempel Sailing World Championships Aarhus 2018
http://www.aarhus2018.com/

2018セーリング・ワールド・チャンピオンシップ 出場日本選手
470級 男子
磯崎哲也/高柳 彬
高山大智/今村公彦
市野直毅/長谷川孝
土居一斗/木村直矢
岡田奎樹/外薗潤平
小泉颯作/野田友哉
出道耕輔/中川大河
神木 聖/疋田大晟
河合龍太郎/中澤太郎

470級 女子
吉田 愛/吉岡美帆
宇田川真乃/工藤彩乃
林 優季/西代 周
田中美紗樹/野田乙心

49er級 男子
高橋稜レナード/小泉維吹
古谷信玄/八山慎司

49erFX級 女子
波多江慶/板倉広佳
原田小夜子/永松瀬羅
山崎アンナ/高野芹奈

フィン級 男子
藤村裕二
國米 創
西尾勇輝

カイトボード級 男子
唐門 紘

カイトボード級 女子
平田恵美

レーザー級 男子
瀬川和正
南里研二
樋口 碧
宮田一志

レーザーラジアル級 女子
土居愛実
冨部柚三子
多田桃子

ナクラ17級 男女混合
飯束潮吹/畑山絵里
梶本和歌子/川田貴章
村山仁美/渡部雄貴
深沢瑛里/田中航輝

RS:X級 男子
富澤 慎
池田健星
倉持大也
尾川 潤

RS:X級 女子
小嶺恵美
伊勢田 愛
大西富士子
須長由季
松浦花咲実
新嶋莉奈

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