Loading

橋本チームが連覇!宮城県ナンバーワン決定戦『第2回 Mizukami Cup』開催

 今年で第2回目となる『Mizukami Cup』マッチレースが、7月21、22日の2日間、宮城県七ヶ浜を舞台に開催された。(レポート/今津浩平、写真/今津浩平、kazu Toukairin)


宮城県七ヶ浜で開催された宮城県No1セーラー決定戦「第2回Mizukami Cup」

 この大会のサブタイトルは「宮城県No1セーラー決定戦」要するに、宮城県内で一番速いセーラーは誰か? を決めるのだと言う。それに惹かれて集まってきた選手は、なんと14選手。昨今の国内マッチレースイベントでこんなにも多くの選手が集まったのは、他に例がない。

 大会オーガナイザーの館石氏が、選手が集まり過ぎてうれしい悲鳴を上げる中、2018年の『Mizukami Cup』は、その戦いの幕を開けた。

 参加選手は、最初に4つのグループに分けられ、各々のグループにて予選シリーズラウンドロビン(総当たり)が行われる。各グループの第1位が翌日の決勝シリーズのゴールドフリート。第2位がシルバーフリート。第3位と第4位がブロンズフリートに進むことになる。

 初日の最初のレースから、1つ落とせば、上位フリートから陥落してしまう緊迫感に包まれたマッチレースが展開された。

 初日の微風、軽風コンディションの中、ゴールドフリートへ駒を進めたのは、千葉芳久、河本 浩、紅一点の尾形依子、そして、昨年優勝の大本命、橋本直之の4選手だ。

 ゴールドの決勝シリーズはトーナメント方式で一回戦は一発勝負。今まで同様、一切気を抜くことができない。

 そんな厳しいレースを、尾形、橋本両選手がしっかり勝ち上がってきた。両選手ともにここまで全戦全勝。プライドを賭けて決勝を戦うことになった。

 決勝のみ2勝先取方式で行われたが、ファーストマッチを勝ち取ったのは橋本選手。隙のないセーリングで、上手に逃げ切った感じだ。

 続くセカンドマッチ。追い詰められた尾形選手が一矢報いるか、大いに期待されたが、ここも橋本選手が往年のベテランの味を見せる。

 深追いすることなく、また、一旦、先行を取ったが最後、定石通りの厳しいコース取りで、食い下がる尾形選手を非情なまでに突き放す。

 結果、橋本直之選手が、2年連続、全戦全勝白星街道を突っ走ったまま、第2回『Mizukami Cup』の優勝の栄誉と同時に、「宮城県で一番速いセーラー」の称号をも勝ち取った。

第2回 Mizukami Cup 成績
Gold
優勝  橋本直之
準優勝 尾形依子

Silver
優勝 伊藤嘉宣

Bronze
優勝 松本 拓


優勝した橋本直之チーム。やはり五輪出場の底力は侮れない。終わってみれば、危なげなく全戦全勝で乗り切ったように見える


昨年の第1回大会を経て、参加選手全員の力量が確実に向上している。ここ宮城から新たなマッチレーサーが台頭してくることを期待したい


昨年は12チーム、今年は14チームが集まって盛況な大会となった

====================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ベストウインド
ジャストヨット運送
ファーストマリーン
日本レジャーチャンネル
ベイトリップ セーリング
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
リビエラリゾート
コスモマリン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ファクトリーゼロ

CATEGORY:  INSHORENEWS