7月8〜13日までポーランド・グディニャで「49er、FX、ナクラ17級ヨーロッパ選手権」が開催されています。この大会に日本から５チームが出場しています。（BHM編集部）

ポーランドで開幕した49er、FX、ナクラ17ヨーロッパ選手権。photo by eventmedia

　開催場所の変更で混乱を招いた今年のヨーロッパ・シリーズ。特に49er、FX、ナクラ17は３月後半にラ・ロシェル（仏）からポーランドへ変更となり、この変更でワールドカップ・マルセイユ大会に選手が集まらなくなり49erとFXが急遽中止になるなど、選手たちはワールドセーリングとクラス協会の予定変更に振りまわされています。

　不安定な状況のなかでも2018年度の天王山となる８月にデンマーク・オーフスで開催される「セーリングワールドチャンピオンシップ」（全五輪種目＋カイトサーフィンの合同世界選手権）は着々と近づいていて、直前のトレーニング大会としても、このヨーロッパ選手権に多くの参加を集めています。

　日本からは、49er級に高橋 稜／小泉維吹（オークランド大／早稲田大）、FX級に波多江慶／板倉広佳（豊田自動織機）、ナクラ17級に飯束潮吹／畑山絵里（エス・ピー・ネットワーク）、梶本和歌子（橋本総業ホールディングス）／川田貴章（ミキハウス）、村山仁美（ツネイシセーリングチーム・立教大）／渡部雄貴（ツネイシスポーツアクト）が出場します。

49er級のスタート。photo by eventmedia

49er、FXヨーロッパ選手権
http://49er.org/event/2018-european-championship/
ナクラ17ヨーロッパ選手権
http://nacra17.org/events/2018-european-championship/

49er級ロンド五輪金メダリストで、モスのワールドチャンプ、第35回アメリカズカップではアルテミスレーシングのヘルムスマンをつとめたネイサン・アウタリッジが、妹のヘイリー・アウタリッジと組んで、ナクラ17級に参戦。本大会ではトップ10に入り込み、抜群のフォイリングセンスを見せています。オーストラリアには、リオ五輪銀で、ソフトバンク・チームジャパンにも所属していたジェイソン・ウォーターハウスが継続活動していて混戦必死の状況。ナクラ17は見どころ満載です。photo by eventmedia

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