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レースも「食」も満喫。高知夜須で開催、シーホッパー全日本選手権レポート

 4月28、29日、高知県香南市夜須町・香南市マリンスポーツセンターで「第44回シーホッパー級全日本選手権、第28回シーホッパーSR級全日本選手権」が開催されました。今年の全日本選手権は、高知県セーリング連盟の全面的なご協力を頂き、高知県香南市で毎年開催されている竜馬カップと併催で行われました。(レポート・写真提供/日本シーホッパー協会 弥久保金恵)

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竜馬カップと併催されたシーホッパー&SR全日本選手権
 
4月28日(土)
 ハーバーでは前夜から早朝に到着した選手が、クルマから船を降ろしています。そして開会式が開かれる広場には、前日になかった“坂本龍馬の銅像”が!開会式で香南市の代表の方が、坂本龍馬がまた脱藩してこちらに来ましたとのこと。坂本龍馬まで歓迎してくれるとは、ホスピタリティを感じました。

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開会式に登場した坂本龍馬像

 エントリー数はシーホッパーSTDクラス15隻、SRクラス11隻 合計26隻。往時のエントリー数には遠く及ばないけど、昨年の浜名湖よりも数隻増えています。やはり地元四国からエントリーが増えたのが理由です。本来の竜馬カップのエントリー数はディンギークラス32艇、ビギナークラス7艇。総数は66艇のビックフリートになりました。

 大会初日は、風速3メートル前後の南寄りの風で始まりました。シーホッパーSTD、SRクラスが最初に同時スタートし、その後ディンギークラスがスタートしました。

 第1レース。みなハイクアウトして1上マークを目指しますが、細かい風の振れに悩まされています。2上マークでは風も落ち風の振れ幅もさらいに大きくなり実力の発揮どころ。

 このレーストップはSTDクラス、水野、南原、九冨選手と続きます。SRクラスは四国高松の高校1年生鶴本優士、小林紫帆、石田穂乃香選手と続ました。

 第2レース頃にはさらに風も落ち振れも大きくなり、スタートでは2回のゼネリコのあとしばらく風待ち海上待機。夕方4時頃ようやく風が吹き出し、第2レースがスタートしました。この微風のレースを制したのはSTDクラス黒田選手、SRクラスは小林紫帆選手です。

 初日のレースの夜はパーティーです。九冨理事長から「夜のパーティはほんとにびっくりするよ」言われていたので期待して会場へ。パーティは予定通り夕方6時から始まりました。

 艇庫内に机を用意、広場にも机、食材が所狭しと並べられ、特産の貝を焼く香ばしい香りや焼き肉の匂いがします。みんな目指すはまずカツオのたたき!とりたてシイラの刺身!おいしかった-!

 パーティ担当は地元小中学生から高知大学ヨット部の学生、父兄の皆さんです。すごい人数で、途中余興もあり、大盛り上がりのパーティになりました。ありがとうございました!

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会場は香南市マリンスポーツセンター(元高知国体開催地)です

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待ちに待ったパーティスタート。焼肉も美味しかった!

4月29日(日)
 選手たちは、前日の二日酔いも表情には出さず、元気に出艇しました。レースコンデションは晴れ、風向190度から徐々に振れ165度、風速は上がらず1mから3m弱ほどです。

 しかし昨日のような風待ちもなくお昼までに4レース実施できました。選手、運営ともども昨夜のパーティで一体感が出たお陰でしょうか。

 シーホッパーSTDクラス優勝は黒田武士選手(福岡)、“20数年ぶり2度目の優勝”とのこと。2位は昨年の国体選手、南原健一選手、3位は水野本選手(三保)です。

 SRクラス優勝は2年振りに小林紫帆選手(材木座)、SRはここ数年女性が優勝しています(男性陣もがんばりましょう!)。2位は高松商業高校、石田穂乃香選手、3位は藤巻みちる選手(三保)です。

 他各マスターズクラスの表彰の後、恒例のマリン用品&うなぎパイ争奪じゃんけん大会で幕を閉じました。今年は、竜馬カップと併催させていただき、本当に楽しい2日間でした。シーホッパーセーラーの皆さん、来年は竜馬カップにエントリーしてまた坂本龍馬に会いに行こう!

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シーホッパーSR全日本選手権上位入賞選手

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シーホッパー全日本上位入賞選手

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2日間、楽しいレースでした!

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2018年シーホッパー級全日本成績

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2018年シーホッパーSR級全日本成績

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