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楽しくなければヨットじゃない!西宮でジャパン・オープンビッグカップ2018を開催

 3月31、4月1日、今回で10回目となる「Japan O’pen BIC Cup 2018」が、西宮市御前浜、香櫨園浜沖で開催された。この大会で用意されたオープンビック艇は、昨年まで活用していた20艇に加え、新艇20を追加。合計40艇のレンタル艇が準備された。(レポート・写真/ジャパン・オープンビックカップ2018実行委員会)

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西宮でジャパン・オープンビッグカップが開催された

 全参加者27名のうち、Under13ディビジョン1が17名、Under17ディビジョン1が10名のエントリーとなり、初日にUnder17ディビジョンが新艇を使用し、2日目にUnder13ディビジョンが新艇を使用する形式をとった。

注:Under13ディビジョンは2006年生まれから2009年生まれ、Under17ディビジョンは2002年生まれから2005年生まれとしている。

 初日、午前中は微風からスタートし、お昼くらいには3〜4メートルの風(南西)まで上がった。とても暖かい気温に恵まれ、安定した風もあり、6レースを実施できた。

 2日目も午前中は風がなくレース開催に不安があったが、11時すぎから安定して4メートルの風(南西)が入り、4レースを実施。全10レースを行い、2日間のレースを終了した。

 今回のコースは、スラロームを基本とし、オープンビッククラスの特徴である360度の回転、沈だけでなくスタンディングのレグを組み込み、他の艇種にはできないコースとした。

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コース図。一般的なヨットレースのコースとは違いアイデア満載

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本大会では40艇のレンタル艇が用意された。コースはスラロームで、途中360度回転も含まれる

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通常のヨットレースとは全く違うルールが取り入れられているのが特長。レース中必ず「沈」しなければならない(!)

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レースでは立ってセーリングするのもルールにあり

 また、本大会では「海外レースに行って初めて会うヨット仲間と交流できるように」を目的に表彰式前にヨットに関わる遊びを取り入れている。

 今回は、セーリングワールドカップ愛知・蒲郡大会でも行っていた「両手で箸を持ち、ノットを1回作る選手権!」。日本オープンビッククラス協会としては、「楽しくなければヨットじゃない!」を続けて行きたい。

 レースの結果より、第1戦シリーズ(初日)の上位5名、第2戦シリーズ(2日目)の上位5名(第1戦シリーズの5名を除く)をオープンビックワールド2018(本年7月末、スペイン バルセロナにて開催)に日本代表として推薦することになった。

 また、昨年開催されたオープンビッククラス全日本選手権(江の島)でUnder13ディビジョンで優勝した原 弐一選手、Under17ディビジョンで優勝した村上 凱風選手を加え、12名を推薦することとした。

 さらに、今大会のウイナーである抜井 咲選手(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)を招待派遣選手(日本オープンビッククラス協会が渡航費をサポート)として選出した。

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表彰式前に「割り箸でノットを作る選手権」でもうひと勝負

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Under13ディビジョン入賞者

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今年8月には全日本選手権が開催される

ジャパン・オープンビッグカップ2018 成績
●Under13 ディビジョン(2006年から2009年に生まれ)
優勝 抜井 咲 B&G兵庫ジュニア海洋クラブ
2位 原 弐一 江ノ島ちょっとヨットジュニア
3位 引地 匠 江ノ島ちょっとヨットジュニア

●Under17 ディビジョン(2002年から2005年に生まれ)
優勝 木内 恵美子 B&G兵庫ジュニア海洋クラブ
2位 引地 祥悟 江ノ島ちょっとヨットジュニア
3位 工藤 海翔 小樽ヨット少年団

●ガールズディビジョン(全選手から女性選手を抽出)
優勝 抜井 咲 B&G兵庫ジュニア海洋クラブ
2位 木内 恵美子 B&G兵庫ジュニア海洋クラブ
3位 勝部 しずく 室蘭セーリング協会

●日本代表候補選手
第6回全日本選手権で代表権獲得者
 原 弐一 江ノ島ちょっとヨットジュニア
 村上 凱風 新居浜ちょっとヨットジュニア
第1シリーズ 5名
 抜井 咲 B&G兵庫ジュニア海洋クラブ
 木内 恵美子 B&G兵庫ジュニア海洋クラブ
 工藤 海翔 小樽ヨット少年団
 糸岡 拓海 江ノ島ちょっとヨットジュニア
 引地 祥悟 江ノ島ちょっとヨットジュニア
第2シリーズ5名
 引地 匠 江ノ島ちょっとヨットジュニア
 勝部 しずく 室蘭セーリング協会
 南 響 江ノ島ちょっとヨットジュニア
 村田 頼人 江ノ島ちょっとヨットジュニア
 舛谷 梛瑠 江ノ島ちょっとヨットジュニア

日本オープンビッククラス協会
http://jobca.net/

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