【SWC蒲郡】49erFX級、原田/永松は銅、RS:X級女子の大西富士子が銀メダルを獲得
10月21日、豊田自動織機 海陽ヨットハーバー(愛知県蒲郡市)で開催されている「セーリングワールドカップ 愛知・蒲郡大会」で日本選手が2種目で表彰台に上る活躍をみせました。総合3位で銅メダルを獲得したのは、49erFX級の原田小夜子/永松瀬羅(豊田自動織機)。RS:X艇女子は、大西富士子(ホマレ電池)が総合2位で銀メダルを手にしました。両種目とも、日本人選手が表彰台に上るのは初めてです。(レポート/西 朝子)
表彰台にあがるRS:X級女子。大西富士子が銀メダルを獲得しました。photo by Junichi Hirai
【49erFX級】
原田/永松はメダルレース(決勝レース、3レース実施)の1レース目で、痛恨のリコールをしてしまいます。このレースのフィニッシュは7位。続くレースは2位、最終レースで再び7位となり、オーストリアのFrank/Abichtと同点ながらタイブレークで総合3位となりました。優勝はアルゼンチンのTravascio/Branz。メダルレースに出場した日本人選手の波多江慶/板倉広佳は総合4位、山﨑アンナ/高野芹奈は総合7位でした。
【49erFX級女子3位:原田小夜子/永松瀬羅のコメント】
「今日はスタートがまったくダメで、順位を落とさないことだけで精一杯でした。まだまだだなと思いました。それでもメダルがとれたことは良かったです」(原田)「この艇種に乗り始めて半年。ようやく世界の選手相手に互角に戦えるようになったことが収穫でした」(永松)
【RS:X級女子】
RS:X級女子はアジア選手が強さを発揮しました。メダルレースは予定より大幅に遅れて17時過ぎにスタート。レースが終了するころには辺りが薄暗くなっていました。レグ毎に順位が変わる接戦が繰り広げられたメダルレースの優勝者は、香港のHei Man H V Chan。続いて大西富士子、総合3位には中国のXianting Huangが入りました。
【RS:X級女子2位:大西富士子のコメント】
「フィニッシュ直前まで1位のChanと競っていたので負けたことは悔しいですが、でも銀メダルが獲れたことは嬉しいです。最終的な目標は東京オリンピックでメダルを獲ること。短期的な目標は来週江の島で行われる大会で優勝することです」(大西)
今日決勝レースが行われた49er級はイギリス勢のトップ争いとなり、Fletcher-Scott/Bithellが優勝。もう一つ予定されていたRS:X級男子の決勝レースは、日没により明日に順延されました。
最終日の10月22日は、レーザーラジアル級、レーザー級、470級女子、470級男子、RS:X級男子の順番で決勝レースが行われる予定です。470級男子には日本から5チームが出場します。またこのレースが出産からの復帰戦となる吉田愛は、吉岡美帆と470級女子のメダルレースに進出します。
銀メダルを獲得した49erFX級、原田小夜子/永松瀬羅。photo by Junichi Hirai
大会5日目ハイライト映像
セーリングワールドカップ 愛知・蒲郡大会 5日目成績
●49er級男子最終成績(参加20艇 11カ国)
14位:古谷 信玄(エス・ピー・ネットワーク)/八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)
15位:高橋 稜(オークランド大学)/小泉 維吹(早稲田大学)
●49erFX級女子最終成績(参加9艇 5カ国)
2位:原田 小夜子(豊田自動織機)/永松 瀬羅(豊田自動織機)
4位:波多江 慶(豊田自動織機)/板倉 広佳(豊田自動織機)
7位:山崎 アンナ(ノエビア/日本体育大学) 高野 芹奈(ノエビア/関西大学)
●RS:X級女子最終成績(参加13艇 6カ国)
2位:大西 富士子(ホマレ電池)
5位:小嶺 恵美(一宮開発グループ/ジェイウィルコーポレーション)
8位:伊勢田 愛(福井県体育協会)
11位:須長 由季(ミキハウス)
12位:松浦 花咲実(大阪学院高等学校)
14位:山辺 美希(サガミ)
●470級男子(参加24艇 12カ国)
2位:磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)/高柳 彬(日本経済大学)
4位:今村 亮(一宮開発グループ)/外薗 潤平(JR九州)
5位:土居 一斗(アビームコンサルティング)/木村 直矢(アビームコンサルティング/日本大学)
7位:高山 大智(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)/今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)
9位:市野 直毅(所属なし)/長谷川 孝(横浜ゴム)
16位:河合 龍太郎(三井住友海上火災保険)/中澤 太郎(三井住友海上火災保険)
19位:神木 聖(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)/疋田 大晟(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)
24位:小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)/野田 友哉(日本経済大学)
●470級女子(参加14艇 7カ国)
2位:吉田 愛(ベネッセホールディングス)/吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
11位:林 優季(明海大学職員)/西代 周(明海大学職員)
12位:山本 佑莉(鳥取県セーリング連盟)/斎藤 由莉(早稲田大学)
13位:宇田川 真乃(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)/関 友里恵(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)
●レーザー級男子(参加50艇 23カ国)
17位:瀬川 和正(鳥取県立米子産業体育館)
38位:南里 研二(三重県体育協会事務局)
47位:樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)
49位:北村 勇一朗(関東学院大学)
●レーザーラジアル級女子(参加35艇 21カ国)
26位:多田 桃子(三重トヨタ自動車)
28位:冨部 柚三子(福井県体育協会)
●RS:X級男子(参加19艇 9カ国 2レース実施)
4位:富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
13位:池田 健星(明治大学・KAYA)
16位:倉持 大也(福井県体育協会)
17位:尾川 潤(島精機製作所)
19位:福村 拓也(豊田自動織機)
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