Loading

【SWC蒲郡】2種目で日本人が暫定トップに! セーリングW杯2日目

 10月18日、数日ぶりに太陽が顔をのぞかせた三河湾を舞台に、セーリングW杯2日目の熱戦が繰り広げられました。日本勢は好調を維持。活躍が期待される470級女子と、今大会最大エントリー数(50艇)のレーザー級、軽風で難しいコンディションとなったRS:X級女子で、それぞれ日本人がトップフィニッシュしました。(レポート/西 朝子)

00291018-CH6I5287
第3レースでトップフィニッシュしたレーザー級の瀬川。総合20位。photo by Junichi Hirai

【470級男子】
 上位に日本チームが並ぶ470級男子は1レース行われ、前日2位の磯崎哲也/高柳彬組が2位でフィニッシュし、暫定トップに躍り出ました。2位はイタリアの若手Capurro / Puppo組、昨日1位だったリオ五輪銀メダリスト、オーストラリアのBelcher / Ryan組は3位に後退しました。市野直毅/長谷川孝組は4位にジャンプアップしています。

【470級女子】
 470級女子は、吉田愛/吉岡美帆組が危なげないレースでトップフィニッシュ。吉田/吉岡組の順位は昨日と同じ4位ですが、3位との差は僅かに1点。表彰台が見えてきました。

【49er級男子】
 今日3レースが行われた49er級は、実力伯仲でハイレベルな戦いが繰り広げられています。古谷信玄/八山慎司組はひとつ順位を下げて12位となりましたが、高橋稜/小泉維吹組は19位から13位に順位を上げました。

【49erFX級女子】
 1レースを消化した49erFX級では、原田小夜子/永松瀬羅組が1位でフィニッシュしています。「自分たちはまだ強風だと技術的にも体力的にも不安が多いのですが、今大会は2日間とも風が弱かったので、落ちついて動作し、2人の話し合いもしっかりできました。
 そのお陰でレースに集中でき、レース運びはかなりうまくいっていると思います。その結果が今のところ出ているのかもしれません」と原田。

【レーザー級男子】
 本日圧巻だったのは、レーザー級の第3レースです。風の振れがある難しいコンディションでしたが、瀬川和正がリオ五輪金メダリストのTom Burton、2017年世界チャンピオンのPavlos Kontidesなど蒼々たるメンバーを従えてトップでフィニッシュラインを切りました。瀬川は順位を20位に上げています。

【レーザーラジアル級女子】
 35艇が争うレーザーラジアル級には、国体で活躍する多田桃子と冨部柚三子がエントリーしています。今日は難しいコンディションで2レースが行われ、残念ながら2人とも順位を落としてしまいました。

【RS:X級男子】
 RS:X級男子は風が弱く、長い風待ちの後に延期となったため順位に変動はありません。

【RS:X級女子】
 RS:X級女子は1レースが行われ、大西富士子が1位、小嶺恵美が2位と日本人選手がワンツーフィニッシュしました。小嶺は暫定トップです。

 日本人が2種目で暫定トップに立ったレース日2日目。セーリングワールドカップでの日本人メダル獲得が現実的になってきました。と同時に、台風21号の進路も気になります。


2日目ハイライト映像

セーリングワールドカップ 愛知・蒲郡大会 2日目成績
●470級男子(参加24艇 12カ国)
1位:磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)/高柳 彬(日本経済大学)
4位:市野 直毅(所属なし)/長谷川 孝(横浜ゴム)
6位:今村 亮(一宮開発グループ)/外薗 潤平(JR九州)
7位:高山 大智(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)/今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)
9位:土居 一斗(アビームコンサルティング)/木村 直矢(アビームコンサルティング/日本大学)
18位:神木 聖(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)/疋田 大晟(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)
19位:小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)/野田 友哉(日本経済大学)
22位:河合 龍太郎(三井住友海上火災保険)/中澤 太郎(三井住友海上火災保険)

●470級女子(参加14艇 7カ国)
4位:吉田 愛(ベネッセホールディングス)/吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
9位:林 優季(明海大学職員)/西代 周(明海大学職員)
12位:山本 佑莉(鳥取県セーリング連盟)/斎藤 由莉(早稲田大学)
13位:宇田川 真乃(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)/関 友里恵(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)

●49er級男子(参加20艇 11カ国)
12位:古谷 信玄(エス・ピー・ネットワーク)/八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)
13位:高橋 稜(オークランド大学)/小泉 維吹(早稲田大学)

●49erFX級女子(参加9艇 5カ国)
2位:原田 小夜子(豊田自動織機)/永松 瀬羅(豊田自動織機)
4位:波多江 慶(豊田自動織機)/板倉 広佳(豊田自動織機)
9位:山崎 アンナ(ノエビア/日本体育大学) 高野 芹奈(ノエビア/関西大学)

●レーザー級男子(参加50艇 23カ国)
20位:瀬川 和正(鳥取県立米子産業体育館)
39位:南里 研二(三重県体育協会事務局)
46位:樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)
49位:北村 勇一朗(関東学院大学)

●レーザーラジアル級女子(参加35艇 21カ国)
25位:冨部 柚三子(福井県体育協会)
28位:多田 桃子(三重トヨタ自動車)

●RS:X級男子(参加19艇 9カ国)
6位:富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
10位:池田 健星(明治大学・KAYA)
17位:尾川 潤(島精機製作所)
18位:倉持 大也(福井県体育協会)
19位:福村 拓也(豊田自動織機)

●RS:X級女子(参加13艇 6カ国)
1位:小嶺 恵美(一宮開発グループ/ジェイウィルコーポレーション)
3位:大西 富士子(ホマレ電池)
9位:須長 由季(ミキハウス)
10位:伊勢田 愛(福井県体育協会)
13位:松浦 花咲実(大阪学院高等学校)
14位:山辺 美希(サガミ)

セーリングワールドカップシリーズ蒲郡
(ニュース、成績、フォトギャラリー等)
http://swc-gamagori.jp/

====================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
日本レジャーチャンネル
ベイトリップ セーリング
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
リビエラリゾート
Velocitek
コスモマリン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ファクトリーゼロ

CATEGORY:  DINGHYINSHORENEWSSPECIAL