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毎夏恒例、レイクセーリング開催!猪苗代湖志田浜オープンヨットレース

 8月26、27日、福島県猪苗代湖志田浜で「第7回猪苗代湖志田浜オープンヨットレース」が開催されました。(レポート/日本インターナショナル14協会 藤井義久、写真/二瓶、金井、藤井、西間)

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レース初日、強風下の出艇シーン

 1984年に始まり、27年続いた猪苗代国際オープンヨットレースが、2011年の東日本大震災で途絶えました。そこで、長年継続してきた猪苗代湖でのイベントを絶やしてはならないとの強い意志から、地元猪苗代湖志田浜で活動している郡山ヨットクラブのメンバーが中心となり、震災の年の8月に21艇を集めて、復活させたのが猪苗代湖志田浜オープンヨットレースです。

 それから6年、今年は常連のメンバーが友人を増やしたのに加え、これまでは1艇のみの参加だったアクアミューズ・チームが加わり、57艇のエントリーを集め過去最高の参加数で華やかに開催されました。

 それでは、筆者が見たこの週末の猪苗代志田浜の様子を紹介します。

郡山ヨットクラブ、福島ヨットクラブが大会運営を担当

 これは聞いた話です。郡山ヨットクラブ、福島ヨットクラブのメンバーがレースの前の週に集合し、周辺の草刈り、機材や事前の準備をしてくれました。レースだけ出て楽しんで帰る我々選手を代表してお礼を言いたいと思います。

 私は大阪から駆け付けた石田選手と一緒に、レース前日に艤装チェックを兼ねて練習です。この日は、朝方から大雨警報が出る荒れた天気でしたが、昼前には雨もやんで時折日が差す状況に回復しました。高校生やチャーター艇を借りた大学生の約10艇が、5〜8m/sの風の中、猪苗代湖のセーリングを楽しみました。

 猪苗代湖のレースでは、多くの方々がキャンプを楽しんでいます。郡山ヨットクラブ、福島ヨットクラブの主催で前夜祭が盛大に行われました。

 レース本番の26日の予報は、北西の強風が予想されています。朝早く浜に行った時には8m/s程度でしたが、出艇の頃にはブローで10mを超える風に。我々14チームは浜で様子見を決め込みした。

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沖で白波が立つなかディスマストしたアクアミューズが自力で帰港

 スタート30分前からさらに風が上がり、沈した艇が起きない状況に。ディスマストしたアクアミューズが自力で浜に戻ったころ、全艇が浜に向かって戻ってきました。その後14時まで待機しましたが、風は収まらず初日のレースは延期が決定しました。

 そこで、われわれ14フッターチーム7人は、浜の片隅で捨てられるのを待っていた14の引退式を臨時挙行することに。すでに艤装方法をしっかり覚えている人がいない中、みんなの知恵で無事セールが上がりました。

 セーリング役に選ばれた2代目オーナーの藤井・石田コンビが颯爽(?)と沖に出ますが、強風域に入って1分もしないうちに沈。10分ぐらいかけて起こして浜に戻りました(お粗末でした)。しかしながら、我々14チームにとっては記憶に残る1日になりました。

 夕方からは恒例のウエルカムパーティーがホテル磐光で行われ、各チームが自慢話を繰り広げ、大いに盛り上がりました。後半には沈む夕日をバックに記念撮影。キャンプ組は、艇置き場で2次会、我々も宿に戻って負けずに盛り上がりました。

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JPN84ラストセーリング

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猪苗代湖の夕日

強風から一転、2日目は風弱いなかで3レース実施

 翌27日は朝から前日とは打って変わって風がありません。運営チームもなんとか3レースをこなそうと準備を進め、この日はここに落ち着くだろうという風向になったところで予告信号が上がりましたが、風がなくなり仕切り直し。

 2回目のスタート直前に風向が右に振れて上有利かと思いましたが、下マーク付近で上に行かれなかった艇団の出足が良く、その中にいた我々がダントツで上マークに向かいます。すぐ後ろにシーホッパーの齋藤選手、テーザーの米本・野嶋組が続いていました。

 あまりにも風が弱かったので下マークでコース短縮フィニッシュ。後半風が上がったので、YN(ヤードスティックナンバー。ディンギーのハンディキャップシステム)の厳しい艇には不利だったかな(言い訳!)。ただ、スタートラインに行きつけなかった多くの艇がDNSとなりました。

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今回の最大フリートとなったアクアミューズクラス

 第2レースも軽風でスタート。この海面は左突っ込みが常道ですが、この時ばかりは右からパフが入って我々は大外れ。同じ場所からポートでスタートしていったレーザーの佐藤選手がシングルながら飛び出しました。我々も1下までにはトップに出ましたが、前半の負債は返せませんでした。

 第3レースは4〜5m/sの絶好の風の中スタート。我々は今度こそ完璧なスタートとコース取りでダントツでフリートを引っ張りましたが、サイドマークのジャイブ5秒前にクルーが突然消えました。

 トラピーズワイヤーが切れたのです。整備不良はオーナーの私の責任です。風がない時にクルーに太り過ぎだから艇から降りたら速いと言ったのが今頃聞こえた? これで我々の上位入賞は消えました。

 沈おこしに一生懸命だったのでレースの様子は良く分かりませんが、我々に次いで快走していたWETAの青木選手が、2回目の上りで左に突っ込んで失敗したと悔やんでいました。

 我々が沈を起こすと風が半分になっていて、後半はトラピーズは不要だったので、あと5秒の辛抱がなかったのが残念です! このレース後半ほとんど無風となり、多くの艇がDNFとなってしまいました。

 運営艇からはもう1レースやるから待機との指示がありましたが、風が弱く不安定なため第4、5レースはノーレースとなりました。

 3レースとも、途中で風向風速が大きく変わる展開で、上位艇の成績もアップダウンが大きかったのが今回のレースの難しさを物語っていました。

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第2レース1上回航

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第2レースで追い上げる筆者艇。写真奥は総合優勝の齋藤選手

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高校生もがんばりました。優勝の小野峻矢・宍戸竣哉組

来年はもっと参加艇数を増やして盛り上がりましょう!

 総合優勝はシーホッパーの齋藤選手(材木座)です。第1レースで我々の直後を走っていたのでさもありなんです。第2位はレーザーの佐藤正志選手(猪苗代)、第2レースのスタートと安定した走りが光りました。第3位はテーザーの米本・野嶋組(葉山)、こちらも終始安定走りを見せていました。

 アクアミューズの優勝は秋山選手(栃木)。クラスオールトップのダントツでした。高校生クラスでは、ウエルカムパーティーで優勝宣言した420の小野・宍戸組(いわき海星高)が宣言通り優勝しました。なんと第1レースは全艇中トップでした。ジュニアの優勝はいわきジュニアの内田選手です。

 強風の初日はWETAの青木選手の余裕の走りが印象的でした。終始微軽風に終わったのでホビーチームには厳しいレースとなりましたが、これに懲りずに来年もがんばりましょう。

 ヨットレースは天候に左右されるので、有利不利は時の運。それが面白いのでやめられません。表彰式の頃には猪苗代湖には良い風が吹きわたっていましたが、毎年参加すれば、このベストコンディションでレースができるということです。

 郡山ヨットクラブと志田浜ヨットクラブの運営力は、選手側から見ても年々向上しているのが顕著に感じられました。来年は、皆さんお誘い合わせの上、猪苗代湖志田浜オープンヨットレースに参加しましょう!

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来年の夏も猪苗代湖志田浜に集まりましょう

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猪苗代湖志田浜オープンヨットレース2017オープン成績

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アクアミューズ成績

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ジュニア成績

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