神木・疋田が上昇!軽風が続くテッサロニキ470世界選手権3日目
7月12日、ギリシアで開催されている「470級世界選手権」3日目。本日からゴールド・シルバーの上位下位フリートに分かれる決勝シリーズがはじまりました。風はトリッキーな軽風で、日本勢は成績を安定させることができません。(BHM編集部)
左展開の大きなシフトが入るテッサロニキ。上マークにはポートアプローチのオーバーセール艇が押し寄せます。photo by Junichi Hirai
暑さ激しいテッサロニキ。午前中は風が安定しないため、スタート時間が午後2時に変更されています。しかし、それでも期待の風が入らず約2時間の陸上待機となりました。中東にも劣らない暑さは、選手の疲労を倍増させます。470の国際大会では定番となっているボート兼選手用テントのなかで、選手たちはリラックスして風を待ちました。
470男子はトップのスウェーデンが抜群の走りを見せています。軽風が得意とは言え、これだけ安定して上位成績を残すことは珍しく、後半戦も軽風が予想されることから、早くも金メダルが見えてきたと言えるでしょう。
近年の470ワールド男子は、いうまでもなくマット・ベルチャー(AUS)の天下となっています。2010年から6連覇を遂げ(クルーはマルコム・ページからウィル・ライアンに交代)、その記録は歴代1位。前回アルゼンチン大会では、クロアチアがオーストラリアの連勝をストップさせました。
さて、ゴールドフリート初日で好調だった日本チームは、神木 聖/疋田大晟、市野直毅/長谷川孝です。神木/疋田は19位から13位へ、市野/長谷川は27位から17位へジャンプアップしました。
決勝シリーズは残り2日、最終日(15日)は上位10艇による決勝戦、メダルレースがおこなわれます。
◎テッサロニキ470級世界選手権
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神木 聖/疋田大晟(Yamaha Sailing Team Rev’s)。スタート後、低順位から追い抜くパターンで7-7位。総合13位まであがってきました。photo by Junichi Hirai
リオ五輪キャンペーンを経て、いつしかベテラン格になった市野直毅/長谷川孝(無所属)。現在17位でさらなる上位を狙います。小さなミスを毎レースごとに克服し、基本に忠実な走りを心がけている、とのこと。photo by Junichi Hirai
470世界選手権3日目ダイジェスト映像
テッサロニキ470級世界選手権成績 7レース終了時
男子 72艇
1. SWE Anton DAHLBERG / Fredrik BERGSTROM 9p
2. AUS Mathew BELCHER / Will RYAN 15p
3. AUT David BARGEHR / Lukas MAHR 16p
13. 神木 聖/疋田大晟 54p
16. 土居一斗/木村直矢 62p
17. 市野直毅/長谷川孝 68p
23. 今村 亮/外薗潤平 84p
27. 磯崎哲也/高柳 彬 92p
34. 高山大智/今村公彦 112p
シルバーフリート
37. 出道耕輔/中川大河 68p
40. 小泉颯作/野田友哉 84p
女子 60艇
1. POL Agnieszka SKRZYPULEC / Irmina MROZEK GLISZCZYNSKA 15p
2. GBR Hannah MILLS / Eilidh MCINTYRE 20p
3. SLO Tina MRAK / Veronika MACAROL 29p
24. 田中美紗樹/工藤彩乃 82p
シルバーフリート
37. 宇田川真乃/関 友里恵 91p
46. 山本佑莉/斎藤由莉 107p
47. 林 優季/西代 周 116p
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