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第35回同志社ウィーク開幕。約200名がレース前日講習会に参加

 3月17日、琵琶湖で第35回同志社ウィークが開幕しました。今年のコンセプトは「選手ファースト」です。約200名のセーラーが集まったレース講習会は、滋賀県大津市の艇庫一階に特設ステージか設けられ、前半は6人の招待選手のスピリッツとノウハウを熱く、そして分かりやすく解説していただきました。(文・写真/同志社ウィーク実行委員会)

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例年よりも質疑応答の時間を多くとったレース講習会。エントリー時に質問を募集し、いま学生が本当に知りたいことを準備しました。写真は岡本氏によるヨットレース気象講座

 今年の招待選手は、スナイプ級は、大井裕一選手、上田真聖選手。470級は大嶋龍介選手。韓国から、Jaewan PARK選手、Minje CHOI選手(全韓国学生選手権470級個人優勝)、Hongchul JINコーチ(北京五輪男子470級10位)。岡本治朗氏(気象予報士、日本オリンピック強化委員会)のみなさまです。

 後半は、気象予報士の観点から、レースにおける風の予測と雲との関係を分かりやすく解説していただきました。講演会終了後も質問を希望する学生の列が絶えませんでした。

 18日からは、2日間にわたりレースが開催されます。北は北海道大学、南は九州大学と全国から145艇がエントリー。今年の同志社ウィークは全日本インカレ規模でおこなわれます。

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同志社ウィーク招待選手

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質問に熱く答えるスナイプ級上田選手

同志社ウィークのはじまり
 1980年、同志社は日本セーリング連盟(当時:日本ヨット協会)が指定するロス五輪のオリンピック強化拠点校に選ばれました。選定理由は、全日本インカレでの最多優勝記録でした。

 しかしながら、ヨット界は江の島を中心とした関東がリードしており、西日本はヨットに関する情報が少なく、学生選手と社会人セーラーとの技術の差は歴然としていました。

 そこで企画されたのが社会人と学生が一同にあつまり、レースをしようというものでした。「レーサーが、レーサーのためのレースをする」というコンセプトで、卒業する新OBOG(旧4回生)が集まり一から企画しました。

 同志社のOBだけではなく、立命館大、京都大、滋賀大、京産大から多くの協力を得て第1回目が開催されました。そして、この伝統は今でも引き継がれています。

 同志社ウィークを経験して五輪出場を果たした同志社大OBOGは6名になります。
470級女子 野上選手(ソウル)
ソリング級 兵藤選手(アトランタ)
470級女子 佐竹選手、吉迫選手(アテネ) 
470級男子 松永選手、上野選手(北京)

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