世界最大級のボートショー。写真で巡るデュッセルドルフ国際ボートショー
1月20〜28日、ドイツ・デュッセルドルフで日本より一足早く「デュッセルドルフ国際ボートショー」が開催されました。期間は2回の週末を含む9日間です。70カ国から1800以上の出展者が質の高い製品やサービスを提供し、70カ国からウオータースポーツファン、約24万2000人が来場しました。(レポート・写真/桔梗敏行 ノアスポーツ)
デュッセルドルフボートショーの規模は巨大です。室内に作られたプールではオプティミスト級のヨットレースがおこなわれていました。photo by event media
このボートショーのディレクターの話では、デュッセルドルフボートショーは世界で最も重要なプラットホームであり、優れた販売実績が報告されているとのことです。
全17ホールの中でヨットは2ホールでしたが、日本ではめったに見れない60フィートクラスの巨大ヨットがたくさん並んでいる様子に圧倒されました。またそのヨットの外観だけでなくインテリア、価格などをお互い比較しながら見比べられます。
50フィートオーバーでも2人で操船。最近のヨットのトレンドは?
デュッセルドルフボートショーでは、大きいメーカーから小さいメーカーまで、各種比較して見ることができるので、最新のトレンドやイノベーションを調べることができます。
モダンでスポーティなヨットは、よりスターン部は幅広になり、広いコクピットやロッカーが増え、後部キャビンははるかに大きなスペースがあります。よって操舵はデュアルコントロールで最適なポジションを確保でき、それにより中央通路がトランサムとコクピットを容易に安全に移動可能になります。
多くのメーカーに共通して言えるのはクリアなライン、機能的、効率的なデザイン傾向で、セルフ・タッキングジブでクルーが簡単にコントロールできるシンプルな配置になっています。50フィートオーバーでも2人でコントロール可能な快適性と安全性を持っています。
また、ヴァンデ・グローブでフォイル艇が優勝した例から、一部の高速ヨットにフォイルを採用されるかと思いましたが、まだプロトタイプの段階でした。
ディンギーでは、フォイル艇のAクラスカタマランがでヨーロッパ各地でレースをしています。ナクラは昨年フォイル艇を出展していましたが、少しアールのついたセンターボード艇でした。
デュッセルドルフ国際ボートショーの入口。photo by event media
内陸にあるデュッセルドルフは海に面していません。展示されるボートはライン川、もしくは陸路で搬入されてきます。。photo by event media
17の会場で行われているデュッセルドルフボートショー。写真はヨットの展示会場です。photo by event media
カヌー体験できる水路も室内に作ってしまいます。日本では想像できない規模には驚かされます。photo by event media
人気セーラーがステージにあがりトークショーがおこなわれていました。大勢が熱心に聞いています。photo by event media
どんな効果が期待できるのでしょうか? クラブスワン50のラダーは波状です。スワンはイスラエルでも生産されるようになりました
セーリングクルーザーはコクピットがフラットになってきています(キャビンは深い位置にあります)
フォイリングカタマランの代表格、Aクラスはウインドサーフィンと同じウィッシュボーンブーム仕様が展示されていました
別のプールでは、1.5mの波を作りサーフイン大会やスクールが開かれていました
〈FLO1〉オランダのシングルハンド・フォイル・ディンギーです
〈FLO1〉はトラベラーカーを使ってフォイルの角度を変えます
26フィートのフォイリング・カタマラン〈Easy to fly〉
デヘラー34のシンプルなデッキレイアウト。ユーデル・フローリックが設計しています
ハンゼに装備されているe-motionというラダー。ペラが内蔵されるラダードライブシステムが発表されました
このセールボートは、停泊時、コクピット後方がワイドに広がります。パーティに便利でしょうが、船体断面がズレるなんてすごいことを考えるものです
ユーロヨットオブザイヤーを獲得したフランスのRM36。ボトム形状はチャイン、デッキ内側のウインチにシーティングされるなどアイデアが盛り込まれています
デュフォー社のセーリングクルーザーのトランサムには、シンクとプレートが付いていて、バーベキューパーティがすぐできる仕様です
◎Boot Dusseldorf
http://www.boat-duesseldorf.com/
◎取材協力:メッセデュッセルドルフジャパン
https://www.messe-dus.co.jp/home/
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