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〈月光〉が全日本二連覇達成!葉山J/24全日本選手権レポート

 11月25日から27日まで、「第36回J/24クラス全日本選手権」が神奈川県葉山で開催されました。今大会は、韓国をはじめ九州、広島、関西からの遠征チームを含めた17艇がエントリー。軽風から中風コンディションのなか3日間で8レースが実施され、伝統あるJ/24クラス全日本チャンピオンの座を懸けて、熱戦が繰り広げられました。(レポート・写真/J/24クラス全日本選手権実行委員会)

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昨年の和歌山大会に続いて全日本優勝を決めた〈月光〉

 前日に葉山で初雪が降り、天候が心配されましたが、大会初日は打って変わり快晴無風で陸上待機に。午後から南風が入り始めたところでAP降下、一斉に出艇して14時過ぎにスタートしました。

 スタート後は次第に風が落ち、残っているブローレーンに乗った艇が一気に伸びて、順位がめまぐるしく入れ替わるなか、九州から参加した大学生中心の〈マリル〉が、第1レーストップを飾りました。一方、DNFも続出し、この日は1レースで終了となりました。

 大会2日目はスタート時刻を早めて、5レースが行われました。北風10ノット程度で風上マークは陸近くに設置され、レース海面の左右からおりてくるブローに合わせられるかが、ポイントになりました。1上マークの順位をキープするのも大変な、タクティシャンの泣かせのレース展開が続きます。

 第2、第3レースは〈シエスタ〉が連続トップをとると、第4レースは〈月光〉、第5レースは〈月光DIANA〉がトップフィニッシュ、昨年の全日本選手権上位3チームが実力を発揮します。この日最後の第6レースでもトップを取った〈月光〉が、総合でリードして2日目を終えました。

 大会3日目、第7レースは〈シエスタ〉がスタートから終始リード。このレースで4位に入った〈月光DIANA〉が、僅差で暫定トップに立ち、これがカットレースの〈月光〉を含め、最終第8レースの優勝争いは3艇にしぼられました。

 緊迫した雰囲気のなか、最終レース・スタートで飛び出したのは〈シエスタ〉。艇団をリードし安定したコース取りで付け入る隙を与えず、優勝を争う他の2艇は中盤から抜け出せません。

 しかし、2上レグで右海面に伸ばした〈月光〉がブローをつかんで追い上げます。このまま〈シエスタ〉がトップでフィニッシュしますが、〈月光〉が3位に入ったため、〈月光〉が2年連続の優勝を決めました。

 第2位〈シエスタ〉、第3位は得点タイで〈月光DIANA〉でした。第4位は世界選手権に引き続き入賞の〈ラル〉、そして第5位に入った〈マリル〉が若手の台頭を象徴する一方、第6位は36回連続出場の〈オリーブ〉の先生方と、J/24クラスの魅力も詰まった大会になりました。

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17艇を集めて開催された葉山J/24全日本。J/24クラスは9月和歌山で世界選手権が開催されました

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J/24セーラー全員集合。今年の全日本は韓国からの出場もあり、また若者からベテランチームまでが参加して大いに盛り上がりました

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2016葉山J/24全日本選手権最終成績

◎第36回J/24クラス全日本選手権(成績、写真、トラッキング等)
http://kanto-fleet.lets-sports.net/alljapan_2016/alljapan-home.html

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