神木/疋田がオリンピアンを追い詰める。西宮470級全日本選手権、最終日へ
11月22日、西宮で開催されている「470級全日本選手権」は終盤を迎えようとしています。決勝がおこなわれた大会4日目は、上位・下位艇のグループに分かれて4レース実施。シフティーな軽風コンディションとなり、上位は混戦模様となっています。(BHM編集部)
風の強弱のためレースキャンセルもあった大会4日目。トラピーズに出る場面もありましたが、長くは続かず。軽風で4レース実施しました。photo by Junichi Hirai
2016西宮470級全日本選手権 4日目(8レース終了時)成績
1. 土居一斗/今村公彦 12p
2. 神木 聖/疋田大晟 13p
3. 今村 亮/外薗潤平 17p
4. 市野直毅/長谷川 孝 21p
5. 磯崎哲也/高柳 彬 35p
6. 河合龍太郎/小川晋平 35p
7. 高山大智/木村直矢 37p
8. 出道耕輔/中川大河 38p
9. 楠瀬和旺/玉井瑛士 48p
10. 小泉颯作/野田友哉 51p
軽風レースは、冷静な風の読み、戦術が重要な鍵となります。成績のアップダウン、得手不得手もあるなか、東京五輪へ向けた新チーム、神木 聖/疋田大晟がトップの土居一斗/今村公彦に詰め寄りました。地元・関西学院大出身の神木/疋田は西宮の海の特長を熟知しています。風の読み、さらに得意な軽風域で、確実な走り(1-(7)-2-2位)を見せました。
「前日の吹いた時、順位を崩さなかったのが、成績につながっています。最終日はなんとしてでも勝ちたい」(疋田大晟)
今春から始動したヤマハ発動機に所属する神木/疋田は、今秋9月青島ワールドカップ、10月オリンピックウィークを経て、470全日本選手権に出場しました。チームの目標は優勝であり、当然ながら、残り1つを掛けて戦っているナショナルチーム入りにも意欲的です。
本大会は、2017年ナショナルチーム選考を兼ねていて、オリンピックウィークで優勝した今村/外薗、準優勝の磯崎/高柳、さらにリオ五輪女子5位の吉田 愛/吉岡美帆は、ナショナルチームに決定しています。男女とも、全日本選手権の優勝チームにナショナルチームの権利が与えられます(権利の繰り下げはありません)。
23日最終日は、上位10艇によるメダルレースがおこなわれます。土居/今村が逃げ切るのか。それとも新勢力が逆転するのか? 西宮470最終決戦に注目です。
前日に引き続きスタート時刻を早めておこなわれた大会4日目。インカレさながら、D旗と同時に選手たちは一斉に出艇していきます。photo by Junichi Hirai
1位に1点差まで迫った神木 聖/疋田大晟。最終日メダルレース(得点2倍)に掛けます。photo by Junichi Hirai
あやういレース展開もありましたが、リカバリー力はさすが。暫定1位の土居一斗/今村公彦。photo by Junichi Hirai
全日本優勝はもちろん、男女ともナショナルチーム入りが掛かっています。最終レースに気合が入ります。photo by Junichi Hirai
8レースを終えて女子トップ(総合13位)の田中美紗樹/工藤彩乃。早稲田大、日本大の1年生です。最終日はメダルレースの他、フリートレースもおこなわれます。photo by Junichi Hirai
ロンドン五輪金、リオ五輪銀、ワールド6連覇、世界一の470セーラー、マット・ベルチャー(AUS)が観戦に訪れています。ハーバーでは選手たちと気軽に話し、アドバイスするシーンも見られました。photo by Junichi Hirai
◎全日本470選手権(成績速報、トラッキング等)
http://www.alljpn470.org/
バルクヘッドマガジン・フォトギャラリー 3日目
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