ソフトバンク・チームジャパン2位!ACワールドシリーズ・トゥーロン大会成績&写真集
9月10、11日にフランス・トゥーロンで「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ」が開催されました。日本のソフトバンク・チームジャパンは、最終レースでトップを獲得して初の総合2位を獲得。次回ワールドシリーズ福岡大会(11月18〜20日)へ向けて好調の波をつかみました。(BHM編集部)
優勝のアルテミス・レーシング(SWE)。スタートから風をつかむポジショニングが素晴らしく他チームを圧倒。ネイサン・アウタリッジ(AUS)の感性が冴えるレースを見せました。photo by ACEA 2016 / Photo Ricardo Pinto
レースがおこなわれた2日間は、フォイリングするには風弱く、ロウライドの戦いとなりました。ソフトバンク・チームジャパンは、初日におこなわれた3レースで6チーム中最下位。しかし、2日目におこなわれた3レースで逆転2位へ。
この結果は、最終日の得点が2倍となるワールドシリーズ特有のスコア方式の恩恵を受けた形ですが、近々のワールドシリーズの日本の成績を振り返ると、シカゴ3位、ポーツマス3位、そしてトゥーロン2位と安定してきています。ますます、福岡大会が楽しみになってきました。
【フランス・トゥーロン大会終了後のコメント】
早福和彦総監督兼選手
「今日は良い形でカムバックでき、表彰台に上ることができたことは素直に満足しています。順位だけをみれば、昨日と今日は全然違うように見えますが、何かを大きく変えたということはなく、コース選択や方向転換のタイミングなど、一つ一つの精度を上げた結果が成績に結びついたと理解しています。最終レースで1位をとり、締まった結果で大会を終えられたので、福岡大会に向けて弾みがつきますね。福岡では優勝したいですし、ホストチームとして、他チームに日本の良いところを見てもらいたいと思っています」
ディーン・バーカー艇長
「難しいコンディションの中で行われたトゥーロン大会でしたが、今日は昨日の反省点をきちんと修正することができ、結果を出すことができました。銅メダル、銅メダルときて今回、銀メダルを手にしましたので、この調子で福岡大会もいきたいですね。福岡大会はとても楽しみですが、その前に、まずはバミューダで本戦用のレース艇の開発に集中して、来年の本戦に備えます」
※コメントはプレスリリースより
Louis Vuitton America’s Cup World Series Toulon Leaderboard
1. Artemis Racing (1, 1, 3, 1, 3, 5) 76p
2. ソフトバンク・チームジャパン (5, 4, 5, 2, 4, 1) 71p
3. Land Rover BAR (6, 6, 1, 3, 1, 4) 70p
4. Groupama Team France (4, 3, 2, 6, 2, 3) 68p
5. Emirates Team New Zealand (2, 2, 6, 5, 6, 2) 63p
6. ORACLE TEAM USA (3, 5, 4, 4, 5, 6) 57p
Louis Vuitton America’s Cup World Series Overall Leaderboard
1. Land Rover BAR 437p
2. ORACLE TEAM USA 423p
3. Emirates Team New Zealand 420p
4. ソフトバンク・チームジャパン 399p
5. Artemis Racing 391p
6. Groupama Team France 360p
ソフトバンク・チームジャパンは2日目に爆発、初の総合2位へ。photo by ACEA 2016 / Photo Ricardo Pinto
オラクルチームUSAはレーザー級の金メダリスト、トム・スリングスビー(AUS)が初めてヘルムスマンを務めましたが、レース内容、成績ともにいまひとつ。photo by ACEA 2016 / Photo Ricardo Pinto
初開催となったアメリカズカップ・ワールドシリーズ・トゥーロン大会。photo by ACEA 2016 / Photo Ricardo Pinto
スタートでは各チームが攻めるあまりリコール艇が続出しました。photo by ACEA 2016 / Photo Ricardo Pinto
福岡大会では優勝したい、とソフトバンク・チームジャパンの早福総監督。photo by ACEA 2016 / Photo Ricardo Pinto
フランス・グルーパーマのフランク・カマスは、世界で最も多彩なセーラーです。アメリカズカップ、GC32、フライングファントム、五輪活動(ナクラ17)、エクストリームセーリングシリーズ、ボルボオーシャンレースにも挑戦したカリスマであり、一時は世界一周最短記録(48日)も所持していました。photo by ACEA 2016 / Photo Ricardo Pinto
観客は予選日を含めて、3日間で26万人が訪れたそうです。フランスのセーリング熱がうかがわれます。photo by ACEA 2016 / Photo Ricardo Pinto
◎America’s Cup
https://www.americascup.com/
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