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イギリス勢、好スタート!葉山ヤンマーモスワールド大会初日

 5月24日、神奈川県葉山で始まった「ヤンマー国際モス級世界選手権大会2016」大会初日。朝のハーバーに選手たちの笑顔はありません。誰もが真剣な表情でレース艇の準備をする様子に、各選手がこの大会にかける意気込みを感じます。(レポート/西朝子 モスワールド実行委員会)

葉山港で始まったモス級世界選手権。13カ国69艇がエントリーしています。photo by Junichi Hirai

 レース初日のコンディションは、南の風5〜10ノット。第1レースのスタート時は軽風でしたが、第2レース、第3レースと時間がたつうちにどんどん風速が上がり、モスらしいスピード感あふれるレースが展開されました。

 初日の3レースを終えトップに立ったのは、イギリスのロバート・グリーンハウシュです。現ヨーロッパチャンピオンの彼は、大会開始1週間前に葉山入りし、みっちり練習を積んだ後に一旦本国へ帰国。昨日、再来日してレース本番に臨みました。

「昨日、戻ってきたので時差ボケがまったくないわけではないけれど、今日は良いレースができたので気持ち良く寝られそうです。明日もこの調子でいきたいですね」と、コメントしたグリーンハウシュ。

 二番手に付けたのは、オール2位でまとめたポール・グディソン(GBR)です。北京五輪レーザー級の金メダリストである彼は、
「もう少し風が上がる予報だったので、それに合わせて艇をセッティングしました。風が弱かったので急いで港に戻りフォイルを変えましたよ。まだ始まったばかりなので、どうなるかはまったく分かりませんが、明日からは強風で波も高いコンディションになるので、どんなレース展開になるか楽しみです」と話していました。

 イギリスの若手、クリス・ラシュリーが3位に入り、大会初日はイギリス勢がライバルのオーストラリア勢を押さえる展開となりました。日本勢は後藤浩紀が9位、梶本恆平が10位と2人がトップテン入りしています。こちらのライバル対決にも注目です。

 明日25日は風が強まり、波も高くなる予報です。大会2日目も3レースが予定されていますが、上位選手にとっては腕のなる、それ以外の選手にとっては緊張を強いられるコンディションとなりそうです。


世界選手権初日ダイジェスト映像

2016モス級世界選手権初日成績

◎YANMAR Moth World Championship 2016(大会公式、成績速報、トラッキング、写真集)
http://www.mothworlds.org/hayama/
◎Moth World FACEBOOK
https://www.facebook.com/mothworlds/

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