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東北学生パワー全開!春季東北学生オープンヨット選手権レポート

 5月20日〜22日、宮城県七ヶ浜町吉田浜を舞台に初めての試みとなる「春季東北学生オープンヨット選手権」が開催されました。参加チームは、470級24艇、スナイプ級11艇、合計35艇。東北水域では、近年まれにみる大きな大会となりました。(レポート・写真提供/春季東北学生オープンヨット選手権事務局長 伊藤大貴)

学生が中心になって企画された春季東北学生オープンヨット選手権。いま東北に新しい風が吹き始めました(BHM編集部)

 北海道大学や新潟大学など遠方から参加していただき、また、スナイプ級の大井祐一選手(辻堂加工)にも参加いただき、普段のレースとは違う緊張感のなかでレースがおこなわれました。

 レースは、4〜8ノットの微軽風戦でしたが、レースは迫力のあるもので、どの選手にも満足していただけたのではないでしょうか。大会期間中は、山田 寛さんや飛内航太さんといった社会人セーラーによるコーチング、アドバイスをいただき、選手たちは貴重な体験になったと思います。

 また、今大会は、「チャンピオンシップ」だけでなく、「フェスティバル」という性質もある大会でした。たとえば、レセプションを「海の駅・七のや」で開催したり、一般の方向けのクルーザー試乗会を実施したり、公開審問を行ったり、これまでのヨットレースとは一味違った大会となりました。

 いろいろな企画がおこなわれたなかでも「公開審問」は、大きな目玉企画でした。実際にプロテスト委員会が受理した抗議を、抗議艇・被抗議艇の了承を経て、公開で審問を実施しました。最初、まばらだった参加者が、どんどん増えていき、最後の方にはまるで「寺子屋」のような状態で審問が実施されました。

 公開審問後は、選手のみならず、各チームのOB/OGもプロテスト委員に質問に来る等、ルールへの関心の高さがうかがえました。公開審問は、今後もブラッシュアップして実施していきたいと考えています。

 この場を借りて、御協力いただきました関係のみなさま、企業のみなさま、七ヶ浜のみなさまに御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。これからも、宮城・東北の海が盛り上がっていくよう若者のパワーをフル活用して、がんばっていきます。御支援よろしくお願いいたします。

コースは全日本インカレのインナーループを意識したウインドワード・リーワードコースで、上マークにはオフセットマークが設置されました
春季東北学生オープンヨット選手権が開催された宮城県七ヶ浜町吉田浜
たくさんの人が見学する中でおこなわれた公開審問の様子
イベントとして一般の方向けのクルーザー試乗会もおこなわれました

2016年春季東北学生オープンヨット選手権成績
470級個人戦
1位:櫻田・乙竹ペア(東北大学医学部ヨット部)
2位:坂内・神尾ペア(東北大学学友会ヨット部)
3位:吉田・井上ペア(東北学院大学体育会ヨット部)

スナイプ級個人戦
1位:大井・手塚/井阪ペア(辻堂加工株式会社)
2位:行則・増田ペア(東北大学学友会ヨット部)
3位:篠原・松井ペア(新潟大学学友会ヨット部)

470級チーム戦
1位:東北大学学友会ヨット部
2位:東北学院大学体育会ヨット部
3位:東北大学医学部ヨット部A

スナイプ級チーム戦
1位:東北大学学友会ヨット部
2位:北海道大学体育会ヨット部
3位:新潟大学学友会ヨット部

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