バリアフリー・ヨットレース!江の島ハンザクラス交流レガッタ2016
5月14、15日、「セイラビリティ江の島 ハンザクラス交流レガッタ2016」が江の島ヨットハーバーで開催されました。レースは、ハンザクラスの2.3シングル、2.3ダブル、303シングル、303ダブルの計4クラスで行われ、障がいの有無や年齢に関係なく79名の選手が一緒に競いあいました。全国より11団体が参加し、運営のサポートはおよそ70名のスタッフです。(文/大貫不二夫・ハンザクラス交流レガッタ実行委員会、撮影/近藤晃博)
風やうねりが強い2日間を、選手はコックピットのアカ汲みや(本クラスはセルフベーラー無し)、セールが破ける等のトラブルとも闘いながらも熱戦を繰り広げ、予定されていた全レースを無事に終了しました。
2.3シングルは、来月オランダで開催される「The Hansa Class World & International Championships 2016」(世界選手権)に日本人としてただ一人出場する原田浩二選手(セイラビリティ江の島)が優勝。貝道和昭選手(神奈川県セーリング連盟会長)は、2014年からの連続優勝が経たれ今回は惜しくも2位。3位は綱村耕一選手(セイラビリティ横濱)となりました。
2.3ダブルは、昨年303ダブルで優勝の青木幸子/青木幹隆親子(シーファラーヨットクラブ)が優勝。2位の笹原健児/笹原聖良親子(ピッコラクラブ)の聖良君は5歳10カ月の最年少選手、3位は大川哲/佐々木八重ペア(セイラビリティ江の島)。
303シングルは、第1レースをペナルティの履行で出遅れた山下健選手(セイラビリティ江の島)が第2、第3レースをトップフィニッシュし優勝。2位は惜しくも1点差の島田滝介選手(セイラビリティ三重)、3位は樋口一志選手(セイラビリティ江の島)。
303ダブルは石井智子/岩根一己ペア(シーファラーヨットクラブ)が優勝。初出場の鈴木扶美男/越川正興ペア(セイラビリティ江の島)は優勝に1点差での2位と大健闘、3位は鈴木由美子/青柳美智代ペア(ピッコラクラブ)。
閉会式では、株式会社湘南なぎさパークの野沢俊社長よりセイラビリティ江の島へハンザ303艇の贈呈式が行われました。表彰式では北川源太郎・交流レガッタ実行委員長より「松本富士也杯」が各クラスの優勝者に授与されました。
また、「特別賞」として日本ハンザクラス協会より、最高年齢(81歳4か月)の石渡日出男(横浜ベイサイドマリーナヨットクラブ)、頓田優太(セイラビリティヒロシマあびの会)、稲森みづほ(セイラビリティ三重)、山本栄明(セーラビリティスナメリ)、小平英博(セイラビリティ横濱)、藤城達哉(ピッコラクラブ)、笹原聖良(ピッコラクラブ)、西澤敦志(ユニバーサル海遊クラブ)の8選手に授与されました。
セイラビリティ江の島は、年齢や障がいの有無に関係なくだれもが一緒になって楽しめるユニバーサルデザインの小型ヨット「ハンザクラス」を使用し、ヨットの楽しさを体験していただく目的で活動するボランティアの団体です。全て無償のボランティアのみで運営され、体験乗船会を江の島で開催しています。ご希望の方は下記ウエブサイトよりお申し込みください。
◎セイラビリティ江の島
http://sailability-enoshima.jp/
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