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月光、リップル、東京大による日本チームが「マッチレース・ドイツ」に挑戦!

 5月12〜16日、ドイツ・ボーデン湖ランゲナルゲンで開催される「マッチレース・ドイツ」に日本チームが参戦します。このイベントは、グレード1イベントとしてワールドセーリング(旧ISAF)から認定されており、去年までワールドマッチレーシングツアーの一環として開催されていました。(レポート・写真提供/市川航平)

海上練習中の市川チーム

 本大会の日本人出場は、ピーター・ギルモア氏率いるヤンマー・レーシングチームとして、早福和彦さんと谷路泰博さんが参戦して以来になります。

 参戦メンバーは、海外マッチレース活動に積極的に挑戦している月光チームの市川を中心に、これまで海外マッチに同行してきたメンバー、そして関東のJ/24フリートから東大ヨット部の仰秀チームで編成されています。

スキッパー    市川航平(月光)
メイントリマー  松山宏彰(仰秀)
トリマー     山中進太郎(リップル)
ピット&テーラー 岡田一輝(仰秀)
マスト      工藤康平(仰秀)
バウ       青木凌(東大ヨット部)

使用艇は、40フィートのツインラッド艇。各チーム5〜6人で乗りこなします。photo by Andy Heinrich/MRG
大会前、海上練習の様子。photo by eventmedia

◎マッチレース・ドイツ出場選手(※数字は世界ランキング)
18 Vladimir Liapavsky (RUS)
19 Pierre Rhimbault (FRA)
24 Dejan Presen (SLO)
25 Przemyslaw Tarnacki (POL)
39 Lukasz Wosinski (POL)
46 Nelson Mettraux (SUI)
47 Philip Bendon (IRL)
48 Maxime Mednil (FRA)
53 Ichikawa Kohei (JPN)
79 Bojan Rajar (SLO)
119 Adrian Maier-ring (GER)
Karol Jablonski (POL/GER)

 ロシアのリパブスキー選手は、昨年の大陸王者決定戦の「ネーションズカップ」の優勝者。フランスのピエール選手も同じくネーションズカップで3位となっており、ユース選手ながらフランス国内チャンプのマッチレーサーです。

 スイスのネルソン選手の姉2人は、どちらも欧州では有名なプロセーラーで、昨年のボルボオーシャンレース唯一の女性チーム『SCA』のメンバーとセーリングサラブレッドの一家。

 そして、カロル・ヤブロンスキー選手(POL)は、かつてマッチレース界のランキングトップにまで登りつめ、2007年にはスペインチームのスキッパーとしてアメリカズカップに挑戦し、セミファイナリストになった経歴のあるセーラーです。

「マッチレースの世界に足を踏み入れて3年、11回の海外マッチレースへの参戦を経て、ようやく世界ランキングが安定してくるとともに、このようなビッグイベントの招待をもらえるようになってきました。マッチレースの世界もカタマラン(M23)へ移行していますが、ようやくその世界の1歩手前まできたと感じています。マッチレースの戦いを通して、体力面やキャリア、そして技術を更に上げ、ワールドツアー参戦を目指して活動を継続していきますので、今後も応援よろしくお願いします」(市川)

このマッチレース・ドイツは、ポルシェ社などの50社以上のスポンサーやパートナーによって支えられ、ハーバーの眼前で繰り広げられる白熱したマッチレースをを見に、毎年3万人もの観客を集めるビッグイベントです。写真は2015年大会より。photo by Andy Heinrich/MRG

◎Match Race Germany
http://www.matchrace.de/

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