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土居愛実、7位へジャンプアップ!メキシコ・レーザーラジアルワールド4日目

 4月17日、メキシコ・プエルトバヤルタ「レーザーラジアル級女子世界選手権」4日目。シーブリーズを待って昼過ぎに出艇しますが、風は不安定。1時間ほど海上風待ち後に入ってきた風で、ようやく始まりました。風は一時10ノットを越えますが安定しません。このようなコンディションで、土居愛実は胸をすく弾丸スタートを決め、全てのマークをトップ回航。後続艇に数百メートルの差をつけてトップフィニッシュを果たし、総合7位にあがりました。(BHM編集部)

ダントツのトップフィニッシュを決めた土居愛実。総合成績は7位へあがりました。photo by Junichi Hirai

「スタートで攻めて出られたのがよかったです。1上までは風が良かったけれどだんだん落ちる展開でした。この風域の前後、14ノットぐらいまではスピードに自信があります。1位を取って順位はあがったけれど、毎レース上位の顔ぶれは似ているので、大きな(総合順位の)変化はないかもしれません。明日からの決勝もがんばります」(土居)

 土居愛実は、この数年で国際大会でトップをコンスタントに取るまでに成長しています。日本のレーザーがトップフィニッシュするのは、470級のそれとは意味が異なります。世界でもっとも普及するディンギーのレーザー級はもっとも身近な船であり、競技国は多く選手層も厚い。

 2012年ロンドン五輪の直前、代表選考がおこなわれたドイツ世界選手権の土居の成績は52位でした。当時の日本は、ゴールドフリートに進出したことがニュースになる戦だったことを考えると、4年間の成長度が想像できるのではないでしょうか。

 2レース目は風が大きく振れる中、マーク設定が定まらず。なんとか設定が終わりスタートしましたが、途中でまたしても風が大きく振れたためにノーレースに。予選最終日は1レースで終わり、明日から決勝フリートがおこなわれます。

◎レーザーラジアル級女子世界選手権 大会4日目成績 参加71艇
1. Marit Bouwmeester NED 9.0p
2. Paige Railey USA 19.0p
3. Alison Young GBR 23.0p
4. Erika Reineke USA 23.0p
5. Gintare Volungeviciute Scheidt LTU 24.0p
6. Anne-Marie Rindom DEN 28.0p
7. Manami Doi JPN 35.0p
8. Brenda Bowskill CAN 35.0p
9. Luca Falasca 37.0p
10. Lijia Xu 38.0p

◎Laser Radial Women’s World Championship 2016
http://laserworlds2016.org/

朝の風は昼にピタリと止み、選手たちは日差しを避けて日陰に逃げてしまうので(もしくは宿に帰ってしまう)船のまわりには誰もいません。photo by Junichi Hirai
風は吹き上がらず1レースで終了になりました。レース委員長は、世界で最もシビアなコースを設定するジェフ・マーチン(国際レーザークラス協会)なので、半端な状態でレースがおこなわれることはありません。photo by Junichi Hirai
魚を探してペリカンが飛び回っていました。photo by Junichi Hirai
出艇、帰着申告のタリーはシンプルにクレデンシャルの「預け、受け取り」でおこなわれています。photo by Junichi Hirai
着艇の時のスロープではスタッフが船台をあげるのを手伝っています。結構スムースです。photo by Junichi Hirai


レーザーラジアルワールド4日目ダイジェスト映像

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