5月ヤンマーモスワールド2016を控え、海上運営練習会を実施!
「ヤンマーモスワールド2016」開催までいよいよ2カ月をきりました。5月23日より葉山新港にて開催される本大会は、2001年に千葉県銚子市にて開催されて以来、15年ぶりの日本開催です。この15年間でモスはフォイリングするようになり、選手層もこれまで以上にハイレベルなトップセーラーが集まるようになりました。(文・写真提供/ヤンマーモスワールド2016実行委員会)
3月27日、ヤンマーモスワールド2016の海上運営の中心となる、神奈川県セーリング連盟の海上運営練習会を実施しました。集まったモス乗り12名に対し、運営チームは25名以上。選手よりもはるかに多い運営スタッフが集まり、京黒レース委員長はもちろん、神奈川県セーリング連盟のモスワールドへ向けた想いを感じ、改めて身が引き締まりました。
また今大会では、GPSライブトラッキングシステムとして、全国のヨットレースでお馴染みの「スマホでヨットレース」より全面的にサポートをして頂いています。本日は宮田代表が関西から駆けつけ、選手全員へのスマートフォンの配布と、運営スタッフ用のアプリ説明をして頂きました。
肝心の海上運営練習は、北東風10〜15ノットのフォイリングには最高のコンディションの中、神奈川県セーリング連盟のスピーディで的確なレース運営で連続5レースを実施しました。5レースもすると選手たちはもうヘロヘロで、選手たちのギブアップで気持ちよく海上練習を終えました。
1.2kmでセットされた上下マークを2周するコースですが、モスは今日の風でも20ノット以上でセーリングするので、トップ艇フィニッシュまで15分もかかりません。選手が一生懸命レースをする中で、運営の方々もそのスピードについて行くべく回航順位から、フィニッシュまで一生懸命です。
通常のヨットレースではトップフィニッシュ艇から15〜20分でフィニッシュできないとDNFになりますが、モスで同じルールを適用するとワールドでさえ半数近くがフィニッシュできないこともあります。
そこでモスのレースは回航順位をしっかりチェックし、タイムリミットになった時点で1周でもしていれば着順が付くシステムとなっています。説明は簡単ですが、1フリート80艇にもなるハイスピードのモスのレースで回航順位をとるのは至難の業です。今日の練習会を通じ新たな課題や提案が生まれ、ワールド本番までに解決できる目処もたちました。
GPSトラッキングの精度も素晴らしく、ワールド本番でも全選手にスマートフォンが配布される予定です。スマートフォンがタリーの代わりとなり、帰着していない選手の所在が画面上でいつでも確認できるシステムです。これはインターネットでもレースを楽しんでもらうというだけでなく、選手の安全面のサポートにもなるアイデアです。
本日の練習会を終えて、海上運営スタッフをはじめワールドに関わってくださっている方々が、とてもいい雰囲気でワールドへ向けて準備が進んでいると実感しました。トライアウトで合格した若手選手3名も、メキメキと上達しています。
編注:2月27日、モスワールドに出場したい若手選手の(協会推薦)選考会がおこなわれ、八山慎司、矢野伸一郎、辻アンナの3選手が選ばれました。
ヤンマーモスワールド2016は、幅広い年齢層とハイレベルな選手層、そしてグローバル色豊かな大会になるでしょう。大会会場の雰囲気を感じるだけでもきっと楽しんでいただけるはずです。観覧艇も予定していますので、5月下旬は、ぜひ葉山へお越しいただき、間近でモスワールドをお楽しみください。
ヤンマーモスワールド2016 公式ウエブサイト
http://www.mothworlds.org/
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